NO.008
発行年月日:2004/11/18

今週のメニュー

トピックス
「ラ抜きにチョー・ほう」で乱れる、日本の言葉
どの世界でも正確な知識と情報が大切です。
まちかど妙報室
お知らせ
小池環境大臣を迎えてセミナーを開催!!
住まいと環境・エネルギーセミナー
編集後記

ジャパンホーム&ビルディングショーに出品中です。ぜひ一度お立ち寄りください。

 16日(火)から19日(金)まで、東京ビッグサイトで開催されている、ジャパンホーム&ビルディングショーに、私たちが関係している樹脂サイディング普及促進委員会及び樹脂サッシ普及促進委員会が出展しています。
 この展示会は、1979年から毎年開催を続け、今回第26回目を数える、日本でも最大級の住宅関連の展示会で、今回の出展社数は国内420社、海外180社に上り、総小間数1,040小間にもなっています。
 私たちVECの関係団体として、今年で6年連続の出展となりました。VECの関係者も毎日詰めて、来場者の説明に当たっています。
 興味と関心のある向きは、ぜひ一度現地にお立ち寄りください。現地でアンケートにお答えいただきますと、素晴らしい(?)景品を貰えるそうです。

トピックス

「ラ抜きにチョー・ほう」で乱れる、日本の言葉

どの世界でも正確な知識と情報が大切です。


 先日の、週末の、比較的すいていた電車の中での出来事。乗り込んできたのは、小学校2〜3年生とおぼしき男の子と、その子の祖父とおぼしき60歳過ぎの男性。車内で、二人でしりとりゲームをはじめました。「すいか」、「かぶと」、「とんぼ」…とやってるうちに、こどもに「…る」で終わる言葉が廻ってきました。「る」のしりとりはなかなか難しい。どうするかな?とそれとなく聞き耳を立てていると、そのこども、「る…、る…、うーん、うーん…」と唸った後に、大きな声で、なんと「類は友を呼ぶ!」とやったものです。

 いや、びっくりしました。小2〜小3の子供に、「類は友を呼ぶ」なんて言葉がわかる筈がない。しかし、咄嗟にでてきた所をみると、いつも家庭で、こんな言葉(ことわざの類)を教えてもらって、というか、やり取りをしているに違いありません。うーん、「おぬし、できるな!」と、言いたくなりました。それにしても、小癪なのはその祖父の対応。驚くでもなく、至極冷静に、「類は友を呼ぶ?そう、じゃあ、次は『ぶ』だね。えーと、ブルドッグ」と続けたのです。

 最近、「見れる」だの、「食べれる」だのの、いわゆる「ら抜き語」や、「チョー嬉しい」だのの「チョー語」、「お勘定のほう、お願いします」といった「ほう言」などが流行り、日本語の乱れが指摘されています。日本語だって時の流れに沿って変化するのが当然だ、時代の流れだ、といってしまえばそれまでですが、そろそろ年寄りの部類に入ってきた筆者にとっては、昔と違う言葉遣いはかんにさわって仕方がない、何とか乱れを正せないものか、と考えるのです。
 (かといって、筆者の言葉使いが百点満点だと自惚れてもいませんが…。)

 しかし、そういった意味で、この電車内の経験には考えさせられました。
 つまり、大切なことは、小さな時から、家庭でもいい、学校でもいい、お祖父さんからでも勿論いい、正確な情報を与えて理解させる、させつづける、ということなのだ、と思ったのです。日夜溢れ続けているTVなどのマスメディアの、低俗な言葉遣いにさらされる事を避け、しっかりした日本語に接する場を作ること、その機会を増やすこと、可能ならばそういった場を社会システムの中に設けることです。そうじゃないでしょうか。

 後日談ですが、筆者は3年程前に出版された、齋藤孝氏の「声に出して読みたい日本語」のファンなのですが、最近、この本の主張を取り入れて児童に古文を暗誦させている学校があると聞き、我が意を得ました。学校教育も最近やっと、少しは、まともになってきたのでしょうか。

 さて、塩ビとの関係ですが、ダイオキシンだの環境ホルモンだの、いわば「ら抜き、チョー・ほう」的風潮にやられっぱなしだった塩ビ業界としては、社会に向けたしっかりした正確な情報提供を、これまで以上に進める必要がある、そのために今後もいっそう努力を続けます、という決意表明、ですかな。


まちかど妙報室

まちかど妙報室 −その2:このプラじゃなきゃ出来っこないね−


 隅田川縁を散歩しての帰りでした。言問橋から言問通りを上野方面に少し歩いたところに“かっぱ橋道具屋街”と看板がありました。面白そうだと思って浅草通りに向かっての街路を歩いて見つけた店がこれ。たかだか間口2間ぐらいの店ですが、店内にはカレーライスや天丼、冷奴に握り寿司、ざるそばからエビフライまで、ありとあらゆる料理の本物そっくりのサンプルがぎっしり隙間なく置いてありました。

 ご主人が奥から出てきた。「すごいですね、どれ見ても本物そっくりだ」。「そうだってさ、これね、全部同じプラスチックで出来てんだよ、このプラスチックじゃなきゃ出来っこないね」。「へぇー、なんというプラスチックですか?」。「そりゃ知らないけどね、これじゃなくちゃ。どんな色にも出来るし、色が変わったりもしねえんだよ」。

 ご存知でしょうか?これ、実はすべて塩ビ製なのです。ここにも、塩ビでなくちゃというプロがいました。世の中、塩ビの良さを知り、愛用する人達がアチコチにいます。こうした方々の為にも、塩ビ業界はがんばらなくっちゃ。

 実はこれには後日談があります。渋谷の寿司屋でこの話をしたら、ご主人がやおら塩ビ製のトロにぎりのサンプルを持ち出してきました。ところがこれがなんと下に車が付いてて、チョロQ見たいにすうっと走る。笑ってしまいましたね。
                                             (浮遊子)


お知らせ
セミナー

・小池環境大臣を迎えてセミナーを開催!!

  第2回 住まいと環境・エネルギーセミナー
   小池百合子環境大臣・北野大教授が語る
日時 11月26日(金)
開場 午後6時 開演 午後6時30分
場所

会場 東京FMホール/千代田区麹町1丁目
半蔵門線 半蔵門駅 1.2番出口より徒歩3分

プログラム

   <第1部 主賓挨拶・基調講演>
「きれいな地球・・・私たちにできること」
 小池環境大臣   北野 大教授

   <第2部 パネルディスカッション>
「地球にやさしい住まい方・暮らし方とは」
パネリスト  北野大(淑徳大学教授)
小林光(環境省・環境管理局長)
坂本雄三(東京大学教授)
中原茂明(塩ビ工業・環境協会会長)
小島 浩司(三菱総合研究所)
村田佳寿子(フリーアナウンサー)
応募方法
このメールに下記事項を記載頂きご返信下さい。
尚、先着順とさせて頂き、定員に達したときはお断りする場合もございますので、ご了承下さい。
(氏名・会社名・部署お役職・住所・電話番号・FAX番号・参加人数)


・慶應義塾大学 開放環境科学専攻

  16年度・後期 一般・環境公開セミナ−
  テ−マ:『21世紀は人類最後の世紀になるか?』
期間 平成16年10月23日(土)〜平成16年12月18日(土)全6回
時間

13:30〜15:00(90分)(休憩10分)15:10〜16:40(90分)
場所 慶應義塾大学・日吉キャンパス・来往舎2階 中会議室
募集人数 学生30名・一般30名
参加申込

下記必要事項を記入の上、FAX又はメールにて申込下さい
(1)住所 (2)氏名 (3)メールアドレス (4)FAX番号 (5)参加希望日

株式会社テムス・環境コミュニケ−ションセンタ−事務局
FAX 03−3547−3656
mail: http://www.adad.jp/i/p/29469
詳細は下記URLをご覧下さい。
http://www.env-center.com/report/index.html


・同志社大学 環境公開セミナ−

  テ−マ『プラスチックと環境問題』

容器包装リサイクル法が、公布されてから9年が経過しました。

各種問題も発生し、企業や自治体の試行錯誤が続いています。
そこで、化学業界の方々と共に今後の環境問題を考察します。
期間 平成16年11月9日(火)〜12月14日(火)全4回
場所

同志社大学経済学部・今出川キャンパス 至誠館4番教室
時間 13:15〜14:45
募集人数 150名(先着順・満員の場合は通知します)
参加申込

下記必要事項を記入の上、FAX又はメールにて申込下さい
(1)住所 (2)氏名 (3)メールアドレス (4)FAX番号 (5)参加希望日

株式会社テムス・環境コミュニケ−ションセンタ−事務局
FAX 03−3547−3656
mail: http://www.adad.jp/i/p/29469


展示会 出展紹介

・「ジャパンホームショー&ビルディングショー2004」

開催日時 2004年11月16日(火)〜19日(金)
10時〜17時(最終日は16時30分まで)
開催場所

東京ビッグサイト

東1・2・3ホール

主  催 (社)日本住宅設備システム協会
(社)日本能率協会

樹脂サイディング普及促進委員会及び
樹脂サッシ普及促進委員会にて出展しています。


編集後記

 11月も後半になり、気の早いところではクリスマスツリーをしつらえ始めています。月日の経つのは早いものですが、最近は、「ああ、また年を一つとるのか」とぼやきたくなる年齢になりました。
 VECへの通勤途上、霊岸橋の上から眺めると、亀島川に数十羽の鴨が浮かんでいます。夏の間は見かけませんでしたが、冬になって渡ってきたらしい。群れをなして浮かんでいるのを見るとなんとなく穏やかな気分になり、元気付けられます。しかし、空腹のときに見かけると、悪い連想をして、「よし、今日のお昼は鴨南蛮にしよう」なんて。(H2記)


VEC関連URL
●VEC 塩ビジュニア https://www.vec.gr.jp/kids/index.html
●塩化ビニル環境対策協議会 http://www.pvc.or.jp/
●樹脂サイディング普及促進委員会 http://www.psiding.jp/
●樹脂サッシ普及促進委員会 http://www.jmado.jp/
●メールマガジンバックナンバー https://www.vec.gr.jp/mag/index.html

■メールマガジン登録解除
メールマガジンの送信希望登録・解除は下記URLよりお願いします。
https://www.vec.gr.jp/cgi-bin/mailmag.cgi

◆編集責任者 事務局長  原田 浩

■東京都中央区新川1-4-1
■TEL 03-3297-5601 ■FAX 03-3297-5783
■URL https://www.vec.gr.jp/  ■E-MAIL info@vec.gr.jp