ピッカピカの小学校1年生で、算数、というか、数の計算に夢中の女の子に、「12ひく7はいくつ?」と聞いたら、空を眺めてややあってから、「5つ」と正解が帰ってきました。
そこで、「どうやって計算したの?」と質問したら、「12から2ひいたら10でしょ、あとひくのが7−2の5残ってるから、10から5ひいて5、だから答えは5」と、まあこんなまとまった台詞じゃないけれど要約すればこのような返事でした。
この答えを巡って、大人たちの間でちょっとした議論になりました。曰く、
「ほんとは補数の概念を使って、10−7=3、3+2=5とやるんじゃないの?」
「だってこの子はまだ学校では全然教わってないのよ。一人で考えた、独創的発想で、しかも正解なんだから、いいじゃない」
「良い、どころか、素晴らしい。天才的だ。このまま行けば、将来、数学オリンピックの日本代表になれるかもね」
などと喧しかったのですが、以下のコメントが心に残りました。
「独創的なのは分かるけれど、教室では、補数を使ったやり方で生徒に教えるから、そのやり方で答えないと先生に認められない、先生にほされたり、酷い時には正解でなく、間違い扱いにされることもある」とのこと。
まさか、と思いますが…、今の小学校はどんな教え方してるんでしょうかね。
いや、実は「親バカ」ならぬ、「ジジバカ」の話でした。オソマツ。
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