夏休みも終わり近くなったある日のこと、例の小学1年生のピッカピカちゃんが、わが家人と、近所のお菓子屋さんに買い物に行ったんだそうな。
「どのお菓子にする?」、「あそこにある、緑色のがいいな」、「じゃあこの、1つ157円の水羊羹を3つと、夜帰ってくるジージのためにはこっちの90円のお饅頭を1つね」てんで、お店のおばちゃんにお勘定を頼んだところ、おばちゃんが電卓を取り出すよりも早く、くだんのピッカピカちゃん、大きな声で、「561円よ!」と。
家人がびっくりして、「どうやって計算したの?」と聞いたら、いわく「100円が3つだから3回足して300円、50円を3回足して150円、7円を3回足して21円、それと90円と足して561円」と、澄ましたもの。
聞いてたお店のおばちゃんが感心して、「えらい!ご褒美にもう1つあげる」という訳で、157円の水羊羹1つ儲かった、とのお話でした。
|