NO.054
発行年月日:2005/11/04

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トピックス
◇震災で廃棄された塩ビ管、塩ビ雨樋をリサイクル
  塩ビ業界、新潟中越地震の塩ビ廃材リサイクルを全面支援

随想
漢字遊び
VECえん蔵&美々(びび)
お知らせ
編集後記

トピックス
◇震災で廃棄された塩ビ管、塩ビ雨樋をリサイクル

塩ビ業界、新潟中越地震の塩ビ廃材リサイクルを全面支援

 マグニチュード6.8、最大震度7の大地震が、新潟県長岡市およびその周辺を襲ったのは、昨2004年の10月23日のことでした。各地で地滑りや土砂崩れが起き、地震そのもので倒壊した家屋に加え、土砂崩れや付随して起こった水害で壊された家屋は数知れず、死者数も50人を超えました。

 あれから1年、災害から立ち上がった新潟県では、復旧工事が着々と進み、殆どの方々も日常生活を取り戻したようです。倒壊した家屋の後片付けもほぼ終わり、壊れた木材やプラスチック等も各地で集積され、処分を待っている状態のようです。

 私たちVECを初めとする塩ビ業界は、こういった大災害に対し、過去にもできる限りの協力を行ってきました。2000年10月に発生した鳥取県西部地震に対し、塩ビ建材災害廃棄物のリサイクルに支援しましたし、昨年末のスマトラ沖地震津波に対してもその復興活動への支援を表明しています。

 このたびの新潟中越地震についても、何らかの形で支援したいと考えていました。そこへ新潟県から、各地で廃棄され、保管されたままになっている災害廃棄物のうち、塩ビ製品の廃棄物について、何とかリサイクルできないか、との相談を持ちかけられました。
 こういう形で協力できるのであれば、私たちにとっても望むところです。早速、塩ビ関連業界に働きかけ、塩化ビニル環境対策協議会(JPEC)、塩化ビニル管・継手協会、塩ビ雨樋協会などの同意と、リサイクル処理するJFE環境(株)の協力を取り付けて、支援を始めることとしました。塩ビ管などでマテリアルリサイクル可能なものについてはマテリアルリサイクルへ、その他のものについては、JFE環境(株)の高炉原料化設備でケミカルリサイクルしようという計画です。

 事前に関係者で、長岡市、小千谷市などの現地調査を行ったところ、回収可能な塩ビ製品は、塩ビ管と塩ビ雨樋中心に数十トンに及ぶことが分かりました。そこでこれらの全量を、業界の費用で回収することにしました。新潟県や、その他関係機関との調整も終り、11月中にはかなりの量の廃塩ビが川崎市にあるJFE環境(株)へ輸送され、リサイクルが開始される予定です。
 塩ビ管のリサイクルについては、塩ビ管・継手協会を中心に、全国約60ヶ所に回収拠点を設けてリサイクルを進めており、年間2万トン近いリサイクル実績をあげています。
 またJFE環境(株)が進めている、塩ビの高炉原料化事業は、私たちVECも協力して技術確立に取り組んだものですが、2004年に事業化が開始され、昨年度は3,000トン近い回収リサイクルを実現しています。

 大地震という、不幸な事件が原因で発生した廃棄物ですが、リサイクル可能なものをむざむざ埋め立てるのは循環型社会の在り方に反します。私たちが培ってきた技術や経験と心ばかりの支援金で、少しでも社会全体の効率化が図れるのであれば、私たちは満足です。

■随想

漢字遊び

VECえん蔵&美々(びび)

えん蔵&美々 翁(おきな)さん、こんにちは。

おお、えん蔵君、美々ちゃん、お揃いで。よく来てくれたのぉ。まあ、お上がり。上がったら、まあ、お座り。座ったら、まあ、ビールでもいっぱいお飲み。

美々 何言ってるんですか。昼間っから。
ハハハ、いや、冗談冗談。ところで、何か用かね?
えん蔵

えーと、特に用はないんだけど、いつもみたいに何か面白い話はないかなって。

ウーン。面白い話ねぇ。そんなにめったにあるものじゃないぞぉ。・・・っと、思ったらあったわい。
美々 どんなお話ですか?聞かせてください。

パソコンで打った文字が、誤変換して面白い文章になったことはないかね?その面白い文章を集めて「誤変換大賞」を選んだというニュースを見てなぁ。それに因んで、外来語を漢字にして遊んでみんかね?

えん蔵 ふーん、面白そうだけど、何か難しそう・・・。

何?そうでもないぞ。例えば「波裏家厭」って書いてなんと読むか?少し前にアメリカで大騒ぎしとったじゃろう。

美々

えっ?波の裏の家は厭?なんだろう・・・?アメリカで大騒ぎ・・・?・・・っあ、わかった!「ハリケーン」ですね。

そうそう、その調子。じゃあ、「淫多寝妬」はどうかね?

美々

ええっと・・・多淫で寝て妬まれる?何かいかがわしいなぁ。翁さんのことだったりして(^^;)

何をっ!無礼な!よく読んでみぃ。「インターネット」と読めんかね?

えん蔵 えっ。あぁ、なるほど。

どうだ、結構面白いじゃろ?では、ここからが本番じゃ。「地球温暖化」がテーマの問題を5連発じゃ。(1)「羽尾夢美図」、(2)「風論雅子」、(3)「塩痛」、(4)「空流尾頭」、(5)「茶棄菜降」、どうじゃ?なんと読むか?

えん蔵 なんだか、全然わかんないなぁ。ヒントをちょうだい。

じゃあちょっとだけ、ヒント。(1):「暖かくしようね」、(2):「これも出しちゃいけないんだ」、(3):「植物に頼る手もあるが・・・」、(4):「これのおかげで、首が楽になったよ」、(5):「人間も、地球も、長続きしなくっちゃあ」。

えん蔵 ヒントを聞いても、さっぱりわかんないや。
美々

う〜ん。翁さん、この問題すぐ解けそうにないので、持って帰って二人で考えてきてもいいですか?

そうかぁ、これはちと難しかったかのぉ。じゃあ次来る時までに、二人で知恵を絞ってくるんじゃな。

美々 じゃあ最後に、私からも翁さんに問題です。「艶雄!」

ン?なんじゃ、それは?「えんゆう」?「えんおす」?「あでやかおす」?そんな言葉あったかのぉ?

美々

あれ?翁さん、そこまで行ってて思いつきませんか?じゃあ、えん蔵には正解を教えてあげるから二人で一緒に言おうよ。

美々 (・・・・・・・・・・・・。)
えん蔵 あぁ、なるほどねぇ〜。
美々 じゃあ、せ〜の〜。
えん蔵&美々 「アディオス!」

ほほう、スペイン語とは思いつかなかったのぉ。こりゃ一本取られたわい。


お知らせ
【NEW】 第16回 「信濃の国楽市楽座」 出展報告

 10/22(土)〜23(日)の2日間、信越放送(株)主催の「第16回信濃の国楽市楽座」が、松本市の「やまびこドーム」にて開催されました。
 樹脂サッシ普及促進委員会と樹脂サイディング普及促進委員会は共同でこの催しに参加し、塩ビサッシ窓の性能が体験できる結露BOXや遮音BOX、実際に塩ビサッシの内窓・外窓を取付けて周囲を塩ビサイディングで飾ったサンプル、様々な色の塩ビサイディングで施工した家壁のサンプル等を展示しました。
 松本市は人口約20万人、周囲を南北アルプスに囲まれたのどかな城下町ですが、ここで県内最大級の催物が開催され、期間中の公式入場者は13万1千人に上りました。初日の22日には、各ブースのTV生中継が行われ、我々のブースでも(株)シャノンの横地社長が樹脂サッシと樹脂サイディングの宣伝を4分間行いました。
 翌日、テレビを見て来られた方も多く、メディアの影響力を痛感致しました。
  長野県は寒冷地域のためか、ご自宅の窓をペアーガラスにしたり、アルミサッシの二重窓にしたり、何らかの対策を取っておられる方が殆どでしたが、まだ結露対策が完全でなく、樹脂サッシの内窓及び外窓に非常に興味を示されました。
  また、新築したばかりの方も多く来場され、そのうちの2〜3割の方が樹脂サッシを採用しておられました。ただ、樹脂サッシにしなかった方の理由として、ハウスメーカーや施工業者からはペアーガラスの紹介はあるが樹脂サッシの紹介はないといわれる方が多く、今後、特に施工業者に対して樹脂サッシの知名度を上げる努力が必要ではないかと感じました。
(樹脂サッシ普及促進委員会 事務局次長 浅田健二)


ジャパンホーム&ビルディングショー2005 出展のご案内

日 時 2005年11月8日(火)〜11日(金)
10:00〜17:00
場 所 東京ビッグサイト(東2・3・6ホール)
主 催 社団法人日本能率協会
樹脂サイディング普及促進委員会、樹脂サッシ普及促進委員会にて出展致します。


樹脂サッシ、樹脂サイディングのラジオPRのご案内

 樹脂サッシ普及促進委員会、樹脂サイディング普及促進委員会では、以下のラジオ番組内で、パーソナリティーからの電話インタビューを通じ、PRを行う事になりました。
 聴取範囲は長野県に限られるそうですが、樹脂サッシの導入メリットが顕著な冬の需要期を前に、聴取者の皆様にPR致します。

期 間 2005年11月毎週水曜日(全5回)
実施コーナー 信越放送
ラジオ午後ワイド番組『まるさか亭』
12:25〜15:00内の12:40頃に約4分間

編集後記

 「枯れ枝に烏のとまりたるや秋の暮」、これはご存知芭蕉の名句ですが、確かに秋の夕暮れのカラスの影はそこはかとなく寂しげなものです。そこで今日はカラスのお話。

 H2の住むマンション5階から見渡す景色の中に、近くのベランダにクーラーの排水が常時溜まっているところがあり、時々そこにカラスが飛んできて水浴びしているのが見えます。チョンと入ってすぐチョンと出て、いわゆるカラスの行水ですね。

 また多摩川辺でテニスしていた夏の朝、カラスが数十羽集まってきて近くの電線にずらりと並んでいたことがあります。まさかテニスを見に来た訳じゃあないでしょうが。カア、カアとうるさかったですが、なかの一羽がしきりと「オハヨー」、「オハヨー」と鳴くんです。どう聞いても「オハヨー」としか聞こえない。不思議がってテニス仲間で協議した結果、ヒナの頃人に飼われて教え込まれたものに違いない、ということになりましたが、ホントだったでしょうか。

 極めつけはこれまたマンションからの風景ですが、窓から見える高圧電線に2羽で止まっていたカラスを何気なく見つめていた時、思わず目を疑いました。2羽のうちの1羽が、足で電線を掴んだままクルッと逆立ちして、こうもりみたいに電線にぶら下がったのです。目を見張って見つめていたら、およそ10秒の後、足を離して悠然と飛び去って行きました。
 いやあ、珍しいこともあるもんだ、と感心していたら、それから10日ほどの後、同じ場所で全く同じ光景に出会いました。どうも、逆立ちの常習犯らしい。もしかしてカラスの健康法かしら。それ以来、休みの日にはカメラ片手に3度目の出会いを狙ってるんですが、まだ出会ってはいません。ひょっとするとそのうちこのメルマガで、逆立ちカラスのトクダネ写真をお見せできるかも知れません。乞うご期待!

(H2記)


VEC関連URL
●VEC 塩ビジュニア https://www.vec.gr.jp/kids/index.html
●塩化ビニル環境対策協議会 http://www.pvc.or.jp/
●樹脂サイディング普及促進委員会 http://www.psiding.jp/
●樹脂サッシ普及促進委員会 http://www.jmado.jp/
●メールマガジンバックナンバー https://www.vec.gr.jp/mag/index.html

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