NO.065
発行年月日:2006/02/02

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トピックス
◇隗より始めた?環境省
 霞ヶ関の環境省居室に塩ビ製内窓施工へ

随想 
 トランプは何で出来ていますか、ご存知?
塩ビ工業・環境協会 上田治美
お知らせ
編集後記

トピックス
◇隗より始めた?環境省

霞ヶ関の環境省居室に塩ビ製内窓施工へ

 地球温暖化防止の先頭に立っているのは環境省です。小池百合子環境大臣を筆頭に、関係部局一丸となって国民各層に対し、地球温暖化防止、京都議定書の目標達成を呼びかけています。昨年の夏には「クールビズ」を流行らせ、涼しくなってからは「ウォームビズ」、最近は「もったいないふろしき」など、次々と新機軸を出して国民の意識改革に大わらわ。

 その環境省が最近、またまた面白いことをはじめました。
 環境省の本庁があるのは霞ヶ関の中央合同庁舎5号館という建物で、厚生労働省などと同居しており、23階から26階までの4フロアが環境省なのです。
 こういった中央行政機関では、以前から率先して省エネルギー運動を続けており、夏の冷房温度は28度、冬の暖房温度は20度という、例のお達しをきちんと守って執務しています。温暖化対策と名前が変わっても、やはりこの温度規制が活きているのですが・・・、暑い時や寒い時にこれら省庁へ出かけた経験のある人ならお分かりのように、あの執務室は夏は大変暑く、冬はなかなかの寒さなのです。

施工前
塩ビサッシ内窓施工状況
内窓上側拡大図
内窓下側拡大図
 そこで環境省の知恵者が考えました。「まてよ?ちまたでは、住宅の高断熱化によって夏涼しく、冬暖かい生活空間を作り出そうという動きがあるではないか。われわれ行政マンの居室にも、その理屈を応用して、省エネルギーかつ温暖化防止効果を狙うとともに、快適執務空間を作ってはどうだろう」と。
 それにはどうすればいいか? 「そうだ!ちまたで評判になりつつある、塩ビサッシを使った内窓を、われわれの執務室にセットしよう!環境省も温暖化防止に率先垂範だ!」

 というわけで、環境省は、この5号館の環境省フロアの一画に塩ビサッシの内窓を大規模にセットして高断熱化することとし、いま国会で審議中の2006年度予算の中にこの計画を盛り込んだそうです。現在、具体的な施工場所や施工方法、成果のチェック方法などを詰めているとのことであり、予算が承認されれば2006年度の早い時期に実現させる予定とのこと。実際に省エネルギー効果や炭酸ガス排出削減効果、快適空間化による執務効率の向上などが見込めるほか、職員や来訪者にも快適空間の快適さを実感してもらって高断熱化の素晴らしさを肌に感じてもらおうと、担当者は意気込んでいるとか。

 このアイデア、私たちも大賛成です。塩ビサッシが高断熱、高気密住宅には不可欠であり、省エネルギー効果、温暖化防止効果のみならず、結露防止や室内温度均一化による健康の維持・増進にも役立つことはもうご承知のことと思います。しかし、環境省など中央行政機関自らが、自らの居室にこの塩ビサッシを採用して、これら効果を実際に検証してくれることになれば、必ずやより大きな反響を呼ぶと思います。

 考えてみればこういった試みは環境省だけでなく、経済産業省はじめ中央行政部門、さらには都道府県はじめ各地方自治体でも取り入れることができるのではないでしょうか。環境省が始められたこの「隗より始める」試み、関係の皆様にもぜひ参考にしてほしい、と思うのですが・・・。

随想

トランプは何で出来ていますか、ご存知?

塩ビ工業・環境協会 上田治美

 3ヵ月毎にそわそわと気になることがあります。テレビのスペシャル番組のひとつです。最近、なんとなくマジック系の番組が多いとお感じになりませんか? 耳が大きくなったり、コインが消えたり、燃えたお札が元に戻ったり・・・いろいろと楽しいマジックがありますが、私が個人的にはまってしまっているのは、カードマジックです。
 観客に選ばせた1枚のカードをズバリ当てて、しかもこのカードを選ぶと分かっていましたと言って、あらかじめ用意してあった封筒の中から取り出してきたりすると、本当に驚いてしまいます。よく切って裏向きに4つに分けたトランプから数枚を何回か無造作に移動させると、それぞれの山の一番上が「A」で揃っていたり、選んだ1枚を手で持ったトランプの真ん中辺りに戻すと瞬間的に一番上に移動したりすると、ビデオを何度も見直して、「ここの手の動きが怪しい」などと言って周りの人に呆れられたりしています。

 また、カードマジックの魅力のひとつに、カードさばきもあります。
 観客に1枚のトランプを選ばせる時に、両手で扇形に広げたり、テーブルに1列にサッと広げると、全てのトランプが等間隔にきれいに揃います。シャッフルする時にも、右手で持ったトランプを1枚ずつ飛ばして左手で受け止めたり、トランプを2つに分け、指でパラパラとはじいて端を重ね、手の中で全体を山のように反らせてバラバラと落とすようにしてまとめたり、とても鮮やかです。最近では、「トランプの数が足りないですね。」と言いつつ口からぞろりと出してみたりする、上品とはいいかねる術もあるようです。

紙製トランプ「バイシクル」
 その鮮やかさの秘密は、技術は勿論ですが、トランプにもあるのです。カードマジックで使われているトランプは、紙製でニスがコーティングされているものです。その為、滑りやすいのです。アメリカのある会社が製造している「バイシクル」と「タリホー」という種類のトランプを、世界中のマジシャンが愛用しているのだそうです。

 実際に販売されているトランプを見てみると、紙製のものよりもプラスチック製のものがほとんどです。折れにくく破れにくい為、一般的にゲームに使うのに普及しています。このプラスチックとは、じつは殆どが塩化ビニール製なのだそうです。例によって、一部で材質を変える動きもあるようですが、使い心地、価格面ともに塩化ビニール製が優れているようです。

 カードマジックは騙されて楽しむものですが、同じ騙されるにしても、より詳しい、より正確な情報を持っていて、それでなおかつ騙されるほうが騙され甲斐があるというもの。
 私たち塩ビ工業・環境協会では、ホームページで塩ビの安全性、塩ビのリサイクル、塩ビに関する最新の情報などをお知らせしています。「塩ビってどうなの?」と思ったら、是非こちら(https://www.vec.gr.jp/)からご覧下さい。決して「騙す」つもりはありませんので。念のため。

※ BicycleはThe United States Playing CardCompanyが所有する商標登録です。

お知らせ
【NEW】 勝ち組み工務店育成セミナー In名古屋のご案内

 樹脂サイディング普及促進委員会では、下記のセミナーに参加し、樹脂サイディングの紹介を行うとともに、樹脂サイディングを使用した住宅の見学会も行う予定です。

日 時 2006年2月24日(金)
13:00〜17:30 (受付開始 12:30)
場 所 中産連ビル本館 2階
主 催 住まいづくり研究会
【愛知建築士会CPD制度認定講習】
参加費 無料
参加申込み締切り 2月20日(月)
(定員150名になり次第、締切らせて頂きます。)
参加希望の方は下記までお問合わせ下さい
住まいづくり研究会
電 話:092(871)2409


ENEX2006 第30回地球環境とエネルギーの調和展 出展案内

[東京会場]
日 時 2006年2月1日(水)〜3日(金)
10:00〜17:00
場 所 東京ビッグサイト(西1ホール)

[大阪会場]
日 時 2006年2月16日(木)〜18日(土)
10:00〜17:00
場 所 インテックス大阪2号館

テーマ 2010年省エネ社会へ
「変わる、変える、私たちの暮らし、しごと」
〜企業と、家族と、地域でエネルギーダイエット〜
主 催 財団法人 省エネルギーセンター
入場料 無料
樹脂サッシ普及促進委員会とプラスチックサッシ工業会にて共催致します。
東京電力のブースにも、内窓と外窓の樹脂サッシを展示致します。
ENEX2006 ホームページをご覧下さい。
http://www.eccj.or.jp/enex2006/


ひょうじょう展 〜未来はいい”表情”から始まる〜 出展案内

日 時 2006年2月23日(木)〜3月14日(火) ※水曜日(祝日を除く)休館
10:30〜19:00
場 所 リビングデザインセンターOZONE (3F:OZONEプラザ、6F:リビングデザインギャラリー)

主 催 「ひょうじょう展」実行委員会、リビングデザインセンターOZONE
入場料 無料

樹脂サッシ普及促進委員会では、樹脂サッシを用いた遊具の提案として、フレームに樹脂サッシを用いた屏風状の鏡の世界を作り、見えたり、離れたりする不思議な世界を表現します。(6F:リビングデザインギャラリー)
2006年3月9日(木)開催のトークイベント会場に、「塩ビ工業・環境協会PRコーナー」を出展致します。(3F:パークタワーホール ホワイエ)
詳細は、ひょうじょう展 ホームページをご覧下さい。
http://www.ozone.co.jp/WebX?13@251.RIqAbGa3bJt.0@.346a1b17
http://www.ozone.co.jp/WebX?13@@.349c6409

編集後記
 先々週日本語入力の話を書いたら、いろんな人からコメントをいただきました。時代遅れだとか、変わり者だとか、総じて批判調、けなし言葉でしたが、中でうれしかったコメントもありました。いわく「H2さん、古武士の面影ですね」と。

 嬉しくなって、またまたパソコンを話題にします。
 大方のパソコンには標準のソフトが装備されていますが、中でもH2がよく使うのはゲームのソフト。とりわけ「フリーセル」というトランプのゲームがお気に入り。このゲーム、組み合わせが32,000通りもあり、それに通し番号がついていて、1番から順に解いていくことが出来るものです。
 実はH2、以前4年間かけてこれを最初から最後までオールクリアした経験があり、その後一時虚脱状態だったのですが、思いなおして再度挑戦を開始し、現在15,000番近くまで来ているのです。

 理性で考えると、「俺はなんという下らない事に時間を使ってるんだろう」と自虐的になるのですが、最近考え方を改めました。なぜか? 年とって頭の動きが鈍らないように、世の中ではお年寄りに百マス計算だの、漢字の書き取りなどをやらせるのが流行りだそうですね。その話を聞いたときピンと来たんです。そうだ、フリーセルはボケ防止にぴったりだ!

 それ以来、毎晩遅くまで、H2式ボケ防止に取り組んでおります。今夜は14722番まで来ました!

(H2記)


VEC関連URL
●VEC 塩ビジュニア https://www.vec.gr.jp/kids/index.html
●塩化ビニル環境対策協議会 http://www.pvc.or.jp/
●樹脂サイディング普及促進委員会 http://www.psiding.jp/
●樹脂サッシ普及促進委員会 http://www.jmado.jp/
●メールマガジンバックナンバー https://www.vec.gr.jp/mag/index.html

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