TOPICS
2009年03月18日
東京大学の本部棟に樹脂製内窓を試行的に導入した効果検証について
(暖房用エネルギー削減に関する速報値)

  塩ビ工業・環境協会と樹脂サッシ普及促進委員会は、東京大学サスティナブルキャンパスプロジェクト(TSCP)における産学連携研究会活動の一貫として試行導入した樹脂製内窓について、東京大学工学系研究科建築学専攻の坂本研究室の協力のもと、暖房用エネルギーに関する効果検証が実施されました。
 実測は、本部棟建物1フロアにおいて改修前後の約2週間ずつの期間において、室内温熱環境並びにエネルギー消費量について測定しました。測定期間中の暖房用エネルギー消費量(電力量)を平均した結果、43%削減できることが検証されました。このことは、内窓の設置が躯体の改修手法として省エネ・省CO2に資するものであることを実証する機会となりました。また、樹脂製内窓の試行導入後において、総長をはじめとして同じフロアの方々が朝一番暖かくなり、特に窓際の冷えがなくなったとのお話も受けております。
 今後は、冷房期間においても同様に検証を行ない、年間を通じた評価を行なうべくデータの取得に努めます。