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2005年6月17日
 東京都のグリーン購入ガイド、塩ビ忌避解消の方向で改定さる
 自治体としても環境に配慮した物品調達を進めるべきであるとの観点から、東京都始め全国の多数の自治体でそれぞれ独自に「グリーン調達ガイド」が制定されているが、東京都は4月27日付で、このガイド内容を改定し、「東京都グリーンガイド(2005年版)」として公表した。
 今回の改定で特筆すべき点は、従来、オフィス家具や、冷蔵庫、エアコンなど家電製品、パソコン、フアクシミリなどOA機器については「塩ビを極力含まないこと」という基準を設けていたものを、「(塩ビは)その材質の特長からして代替が困難」であり、かつ「温暖化対策の一環として利用性が高い素材」であるとして、この基準項目を廃止したことである。
 VECとしては、従来からの主張が認められたとしてこの改定を高く評価するとともに、これが単に東京都だけに止まらず、広く全国の自治体に大きな影響を及ぼすものとして期待を寄せている。