TOPICS
2005年11月16日
愛・地球博で活躍したリサイクル塩ビ製ベンチ、再利用へ

 3月から9月までの185日間開催された「愛・地球博」ではパイプ、電線、建築部材、屋根用テント、アート作品材料など随所に塩ビ製品が使用され、地味ながら隠れたスターとして活躍したが、とりわけ注目されたのが会場内の休憩コーナーに設置された、リサイクル塩ビ製ベンチである。
 これは塩ビパイプや雨樋などの再利用品で、文科省の肝いりで大同工業大学が製作し、地元リサイクル企業の(有)三宝が企画・システム構築をした、「現場密着型リサイクルシステム」の成果品でもある。
 万博終了後、これらリサイクル塩ビベンチは、地元長久手町の公園始め全国各地に運ばれて引続き社会のお役に立っているが、そのうち10基が神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎公園に設置され、さる10月22日には同市の服部市長も出席して披露の会が開かれた。
 席上、服部市長は「塩ビがベンチとしてリサイクルされ、茅ヶ崎市民の憩いの場であるこの公園に設置されたことは、環境面や市民の意識向上面の両面から大変有意義である」と挨拶された。
 今後茅ヶ崎市としては、公共施設を中心に、塩ビ製品の積極的活用を図っていく方針とのことであり、喜ばしい。