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2005年12月21日

塩ビ管、塩ビ雨樋など30トン弱のリサイクル実施
・・・新潟中越地震の塩ビ廃材リサイクル、JFE環境(株)(川崎市)で始まる

 VECおよび塩化ビニル環境対策協議会(JPEC)、塩化ビニル管・継手協会、塩ビ雨樋協会が、JFE環境(株)の協力のもと、新潟中越地震で倒壊した家屋の廃材中の塩ビ管、塩ビ雨樋などを全量無償でリサイクルすることとしたことについては既にお知らせした(PRESS RELEASE10月31日付 https://www.vec.gr.jp/press_release/index.html)とおりである。その後、長岡市、小千谷市両市での分別処理も順調に進み、12月に入って両市から3回に分けて塩ビ廃材がJFE環境(株)川崎工場に輸送され、16日までにJFE環境(株)における高炉原料化処理も終了した。
 リサイクルされたのは合計約30トン弱で、当然ながら処理上の問題はまったくなく、塩素分は塩酸として製鉄工程で使用され、炭化水素分はコークス代替として高炉に使用される。
 年内の処理はこれにて終了であるが現地では未だ未処理の廃材が残っており、これらについては来年の雪解けを待って再度リサイクル処理を行う予定。
 なお、本件に関し、新潟県の泉田県知事からVEC始め関係4団体に対し、感謝状を頂戴した。
 
今後ともVECとしては、この種活動を通じて、震災からの復興に微力を尽くすとともに、塩ビに対する社会の認識を少しでも深めていただくべく努力を続ける。