VEC TOPICS
2019年9月18日
樹脂窓リサイクル検討委員会の発足について


 8月30日(金)、VECは、日本サッシ協会、樹脂サッシ工業会と協力して「樹脂窓リサイクル検討委員会」(委員長:東京大学清家剛教授)を発足させました。三団体が一致団結して、廃樹脂窓のリサイクルを進める枠組みの構築と実現を図ってまいります。回収処理経路案の検討を始め、再生品の用途探索や製品設計、実証試験など、中長期的なリサイクル体制の構築に係る論点をバランスよく整理検討してまいります。

(意義)
 樹脂窓は、現在では新規着工住宅の2割(複合窓を含めれば8割)に採用されるなど着実に需要を伸ばしていますが、海洋プラスチックごみ問題や中国等のごみ輸入禁止措置など、昨今の廃棄物処理・リサイクルを取り巻く事情を鑑みれば、今後確実に増えてくるであろう「廃棄」樹脂窓への対処は早めに進めておくべきと考えます。
 このため、三団体が一致団結して、本格的で現実的な廃樹脂窓のリサイクル体制の構築に向けた現時点の課題を洗い出し、解決を図ってまいります。


8月30日、第一回検討委員会

(主な検討事項、体制、スケジュール)
〇主な検討事項:
 先行調査の収集整理、回収に係る最適経路の検討、再生用途の探索、リサイクルしやすい製品設計などをバランスよく検討してまいります。
〇検討体制:
 (委員長)東京大学大学院新領域創成科学研究科 清家剛教授
 (副委員長)YKKAP石橋亮専門役員、(主査)武蔵野大学工学部 磯部孝行講師
 (委 員)サッシメーカー(YKKAP、LIXIL、三協立山、不二サッシ、エクセルシャノン)
      日本サッシ協会事務局、樹脂サッシ工業会事務局 ほか
 (事務局)塩ビ工業・環境協会、日本サッシ協会、樹脂サッシ工業会の共同事務局
〇今後の主なスケジュール
 2019年度:国内外リサイクルシステムの把握、回収・再生用途・設計等の論点整理
 2020年度以降: 2030年に向けた樹脂窓リサイクル確立に向けた方策を検討