VEC TOPICS
2020年5月19日
会長挨拶


 5月19日に塩ビ工業・環境協会 第23回通常総会を書面審議にて開催いたしました。今年度は役員の改選期にあたり、斉藤恭彦(さいとうやすひこ)会長(信越化学工業(株)代表取締役社長)、ヌ田守(くわだまもる)副会長(東ソー(株)上席執行役員)が新しく就任いたしました。
 以下に、斉藤新会長の挨拶を掲載いたします。



 「塩ビ工業・環境協会」の会長を拝命いたしました信越化学工業の斉藤恭彦でございます。副会長に就任されました東ソーの上席執行役員 ヌ田守様とともに、会員の皆さまにお力添えいただきながら当協会の力を結集し、塩ビ産業の益々の発展のために尽力してまいります。

 1998年5月に発足いたしました当協会は、塩化ビニルに関する正しい理解を広め、塩化ビニル工業の健全な発展に寄与することをめざし、今日まで活動を重ねてまいりました。金川初代会長は取り組むべき重点課題を絞り込み、会員各社の英知と力を結集し、当時蔓延しておりました塩ビに対する誤解を払拭しました。さらに歴代の会長の皆さまは折々の課題に献身的に取り組まれてこられました。皆さまが積み重ねられたご功績に心からの敬意を表します。このような当協会の歩みを振り返りますと、会長の重責を引き継ぎますことに改めて気持ちが引き締まる思いがいたします。

 私は塩ビという優れた素材に、明るい将来を確信しております。塩ビは、耐久性、加工性、経済性、そして環境に貢献する優れた特徴を兼ね備え、持続可能な開発目標(SDGs)の課題解決にも貢献しています。その耐久性は、限りある地球資源を効率良く利用することに寄与しています。また当協会が普及に取り組んできた樹脂サッシは、家屋の省エネルギー化を促進することで温暖化ガスの排出量削減に貢献しています。安全な水の供給と衛生の実現のために、耐久性がある塩ビ管は必須の製品です。現代社会に欠かすことができない電気の普及と電気製品にも塩ビの被覆材が必ず利用されています。このように塩ビは快適な生活や、持続可能な社会の基盤を支える素材として多大な役割を果たしています。

 現在、私たちは新型コロナウイルスとの戦い、それに伴う世界経済のマイナス成長という危機に直面しています。こうした中で当協会の活動も、状況の変化に機敏に対応していくことが求められているものと考えております。このため、常に世界の情勢や塩ビの需要動向、環境課題を見据え、重点課題の解決に取り組むとともに、海外の塩ビ協会との連携も更に深めてまいります。また、塩ビのリサイクルを更に推進するとともに、廃プラスチック問題に取り組む業界団体の支援にも努めてまいります。

 今後ともわが国の塩ビ工業のより一層の発展に向け、経済産業省をはじめとした関係機関の皆さまにもご指導を仰ぎながら、会員の皆さまとともに歩んでまいりたいと存じます。会員の皆さまには、なお一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 最後になりましたが、会員の皆さまのご健勝とご清栄をお祈りいたしまして、ご挨拶とさせていただきます。

斉藤 恭彦