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2006年10月18日
国交省「建築設備設計基準」平成18年版が刊行され塩ビ電線の扱いが大きく改善
 国土交通省大臣官房官庁営繕部設備環境課が監修した、官庁施設の「建築設備設計基準」が4年ぶりに改定され、塩ビ電線の扱いが大きく改善されました。
 改訂前の平成14年版では当時のダイオキシン問題を配慮し、非塩ビ電線、エコ電線の使用を原則として義務付けていました。しかし今回改定された平成18年版では「設計基準」からはなくなり、一部の「設計資料」にエコ電線が紹介されるにとどまっています。ダイオキシン発生の原因がはっきりし、塩ビ原因説が風評だったことなどを反映した結果であると考えています。尚、既に東京都の「グリーン購入ガイド」等でも塩ビ忌避の項目は削除されており、この動きから塩ビの性能や環境特性が再評価されたものと考えています。
 今後、この動きを他自治体や企業に理解していただき、塩ビ被覆電線にとどまらず、建材などへの復活を計っていきたいと考えています。

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