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2006年11月15日
“樹脂サッシ”採用の大型マンションがただ1つ満点を獲得
−−−−−「東京都マンション環境性能表示制度」−−−−−
 大型マンション(延床面積10,000m2を超える新築物件)の環境へのやさしさを格付けする「東京都マンション環境性能表示制度」の一年目の実施状況が発表されました。この制度は、東京都が平成17年10月よりスタートさせたもので、環境へのやさしさ(配慮)を[建物の断熱性能] [設備の省エネ性] [建物の長寿命化] [みどり]の4項目で評価し、評価項目毎に、その結果を星(★)マークの数で表示するものです。最高ランクは★★★であり、すべての項目が満点の場合は12点(星の数)となります。今回、都が審査を完了した59物件中で(東京都環境局のホームページには13件が公表済)最も評価が高かったのは「シェルゼ木場公園」(江東区)で、59物件中ただ1つ12点満点であったとのこと。
 このマンションの“窓”には『樹脂製サッシとLow−E複層ガラス』が採用されており、躯体の外断熱工法との相乗効果により、建物全体として外気温の影響を受けにくく省エネ性が高く、また結露にも非常に強いのが大きな特徴となっています。
 北海道や東北地方の寒冷地では半ば常識化している“樹脂サッシ(塩ビサッシ)”ですが、都心においてもこのような大型マンションへの採用が増えてきており、結露防止による住環境の改善や、地球温暖化防止につながる省エネ性能の面で、これから更なる普及が期待されます。

 東京都環境局「マンション環境性能表示」はこちらからご覧頂けます。
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/building/eco/index.html