CO2排出の少ない素材
塩ビはCO2による環境負荷が少ない素材です
プラスチック製品は、原料の製造段階や加工段階のエネルギー消費貴がたいへん小さく、製品になるまでの全エネルギー消費量は他の材料に比較してはるかに少なく済みます。
なかでも塩ビ樹脂は、製造段階でのCO2の排出量が少なく、地球温暖化防止や省資源、省エネにも貢献しているなど、優れた環境特性をもっています。

地球温暖化防止に貢献
地球温暖化の問題では、私たちが使う素材の生産から消費、廃棄とつながるライフサイクルにおいて、CO2の排出量がどの程度であるかが重要な指標となっています。その中で、塩ビは金属やガラスなどと比べても同一製品を製造した場合のCO2による環境負荷が少ない素材として認められています。(図1)
図1.製造にともなうCO2排出量

省エネルギーにも貢献
塩ビ樹脂はその製造工程において、他のプラスチック素材に比べエネルギー消費量が大幅に少ない省エネルギー素材です。
また、樹脂サッシ窓(Low-E複層ガラス)は、アルミサッシ窓(単板ガラス)の3倍の断熱性があり、「次世代省エネ基準」に適合しており、冷暖房のエネルギー使用量削減に貢献しています。(図2)
図2.熱が逃げる度合い

次世代省エネ基準
1990年比でCO2排出量を6%削減することを公約した京都議定書をきっかけに1999年に策定されました。住宅の窓や玄関などの開口部を中心にした熱損失の低減基準などが定められています。