私たちVECは塩ビに関する正確な情報を、広く社会の皆様に提供しようと、日夜活動しておりますが、その具体的活動の大きな部分を占めるものに、各地で開催される展示会への出展活動があります。
ご存知のように循環型社会への転換に向かって、国を挙げて努力している昨今、各地方でも、自治体や市民団体、NPOなどの肝煎りで、環境に焦点を当てた各種の展示会が頻繁に開催されるようになりました。
VECでは、こういった場に種々の展示をし、来場した市民の皆様に、直接塩ビの在るがままの姿について説明することで、塩ビに対する認識を深めていただき、偏見を是正していただくことができると考え、数年前から、全国各地の展示会にできるだけ多く出展してきました。
今年度も、現在までに5ヶ所で出展しました。5月の三重県四日市市での「三重の21世紀リーディング産業展」を皮切りに、6月新潟県上越市の「環境フェア2004」、7月には北海道札幌市での「環境広場さっぽろ2004」、10月には群馬で「ぐんま環境フェスティバル」、そして10月下旬滋賀県での「びわ湖環境メッセ2004」です。今後、今年度最後の取り組みとして、12月に東京ビッグサイトでの「エコプロダクツ2004」が予定されています。
今年のVECの展示会テーマは、時代にあった塩ビ製品の紹介と塩ビリサイクルの紹介。長寿命と省エネで暮らしを支え、地球温暖化防止にも威力を発揮する塩ビということで、塩ビサッシと塩ビサイディングの展示を行い、並行して塩ビパイプや農業用ビニルの例を中心に、塩ビのリサイクルの製品例を展示してリサイクルの実態を説明しています。
過去の5展示場への来場者は延べ8万人を超え、重厚な感じの塩ビサッシや塩ビサイディングの実物に、また普段あまり見られない塩ビのリサイクル品に、それぞれ手を触れてみて実感し、同時に説明員の説明を聞いて、納得していただきました。
来場者の関心事は、今まではやはりダイオキシンや環境ホルモン、シックハウスだったものが、ここへきて塩ビ製品本来の良さ(耐久性や燃え難さ、色鮮やかさなど)に注目され、感心される方が増えてきており、心強く感じます。
展示会への出展は、人手や経費がかさむ活動ですが、広く社会のさまざまな方々と直接対話ができる、数少ない場として重要な機会だと考えており、今後とも可能な限り進めていくつもりです。
なお、上記のほか、私たちVECと深い関連がある、樹脂サッシ普及促進委員会や、樹脂サイディング普及促進委員会も、独自にもしくはVECと共同で展示会活動を行っており、これらも含めると、塩ビ関連としては年間10回を超える展示会活動が、全国各地で進められていることになります。
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