塩ビに関する正確な情報を、社会のいろいろな立場の人々に、幅広く知ってもらいたい。これが、私たち塩ビ業界の大きな願いです。そんな願いを実現するために、私たちはいろいろな試みを進めてきています。
今日話題にする、大学を舞台にしたセミナー開催も、その試みの一部です。次の時代の日本を背負って立つ学生諸君、その学生に知識と経験と生き方を教える大学の先生方、さらにはその大学の近くに住む一般市民の方々・・・、その方々に、塩ビについての正しい理解を深めて頂く。これは私たちにとって、大きな期待を持たせてくれる活動です。
そういった意味から、私たちVECは、大学の先生方や、化学関連団体などの協力も得て、数年前から、全国各地の大学で、環境問題を中心にしたセミナーを開催、もしくは協力して来ました。これまでにセミナーで関係した大学は、鳥取環境大学、横浜市立大学、北海学園大学、法政大学、慶應義塾大学、同志社大学など、五指に余ります。
たまたま12月は、各大学の後期に展開してきたセミナーが終了時期を迎える時でもあります。つい先週、東京の慶應義塾大学と、京都の同志社大学でそれぞれ進めてきたセミナーが終了しました。
慶應義塾大学理工学部で、今年の前期に続いて開催されていた、「21世紀は人類最後の世紀になるか?」と題した6回シリーズのセミナーが12月18日最後の講義を終えて終了しました。最終日は、理工学部の井出亜夫教授の進行で、東京電力の土屋利明氏、日本板硝子の横河武史氏、それにVECの西出徹雄専務理事の3名をパネラーに迎えてパネル討論が行われ、環境問題を考える際のポイントなどについて熱心な討論が行われました。
慶應義塾大学 12/18 VEC西出専務理事講義資料 |
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これに先立つこと4日の12月1(4日、京都の同志社大学経済学部では、「プラスチックと環境問題」と題する、4回シリーズの環境公開セミナーの最終講義が行われました。同日は同志社大学経済学部の郡嶌孝教授および日本化学工業協会化学製品PLセンターの藤田真弓さんの講義があり、こちらも普段なかなか聞けない、有益な内容の講義でした。
東西両大学とも、聴衆は学生や関係する先生方、一般市民の方などで、人数的には20〜30人とそう多くはないものの、環境問題に関心の深い方ばかりであり、質疑や意見交換では、環境問題に関する考え方の幅広さに驚くほどでした。
私たちVECとしては、今後もこの種の活動を継続し、一人でも多くの方々が、環境問題に関する広くかつ正確な情報を身につけて頂きたいと思っています。
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