◇「昨年の成果を、今年の飛躍につなげよう」 |
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中原会長、VECの新年賀詞交歓会で挨拶 |
1月11日(水)の11時半から、一ツ橋の如水会館で、VEC恒例の新年賀詞交歓会が開かれました。晴天なれども寒さ厳しい中、集まったのは、経済産業省、環境省、国土交通省などの行政部門の方々始め、塩ビ関連業界、塩ビ製品のユーザー業界の方々、商社や流通関係の方々、マスメディア関係者、それにいろいろな場面で私たち塩ビ関係者がお世話になっている方々など、300人に上りました。
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VEC 中原会長挨拶 |
冒頭、VECの中原会長((株)トクヤマ社長)が挨拶に立ち、日頃の塩ビご愛顧のお礼を申し述べるとともに、業界としての今年の抱負を話しました。
先ずこの1年間の総括として、「昨年は、歴代のVEC会長はじめ諸先輩のご努力の成果がやっと実り始めた年であった。私が会長就任時に掲げた3つの課題、すなわち、(1)健全な経営体質の実現と維持、(2)塩ビに対する社会の偏見の解消、(3)新規内需の創出、のいずれについても、明確な目途が立ちつつある」とされ、今年の抱負として、「引き続き3つの課題について精一杯取り組む。需給関係については不安要因も多いが、粛々と正道を進む覚悟である。中国や韓国などで、数年前に逆戻りしたかのような塩ビ忌避風潮があり、APVNの組織を活用して対処する。リサイクルについてもさらに前進させるべく、関連業界とタイアップした、塩ビ含有建設廃プラのリサイクル事業の模索などを進める」と述べました。そして、「今年は、昨年までの成果を基に、大きく飛躍する年にしたい」として、関係各位の引き続きのご理解とご支援を要望しました。
続いて来賓を代表して、経済産業省製造産業局の塚本次長がご挨拶に立たれ、「永年のご努力が実り始めた由、ご同慶の至りである。経済産業省としても、業種を超えた連携に対する支援を強化する一方、景気回復のこの機を捉えて、中長期の新成長戦略を、グローバル戦略およびエネルギー戦略とあわせて立案し、それらを現場を重視しながら実現すべく努力する所存である」と述べられ、「塩ビ業界にとって今年が飛躍の年でありますように」とエールを送られました。
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談笑風景 |
その後、VECの日野副会長(大洋塩ビ(株)社長)の音頭で乾杯。副会長は乾杯前の挨拶で、「この機会に、4つのお願いを申し上げたい」として、経済産業省、塩ビユーザー、商社、報道関係者のそれぞれに対する要望を、ユーモアたっぷりに披露し、満場が同感をこめた笑いに包まれる一幕もありました。
乾杯の後は、三々五々それぞれのご歓談。アルコールを取りながら、和洋中の料理をつまみながら、日頃のご無沙汰のお詫びなり、仲間の噂話なり、今後の活躍の計画なり、広い会場も所狭しと話の花が咲きました。
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塩ビサッシ・サイディング展示 |
参加者の目を引いたのが、会場の片隅にセットされた、塩ビサッシと塩ビサイディングの見本の展示コーナーでした。それぞれの実物見本や関連するカタログ、解説書などが並べられたほか、サッシについては、その断熱性能、防露性能を見せつける、通称「防露セット」の実演まであって、入れ替わり参加者が立ち寄り、説明員の話を聞いて熱心に意見交換をされていました。
2時間足らずの賀詞交歓会でしたが、参加者の今年の塩ビにかける熱意がひしひしと感じられ、改めて今年に期待したくなる、そんな雰囲気の会合でした。 |
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