NO.069
発行年月日:2006/03/02

今週のメニュー

トピックス
◇あなたのお家はダイジョーブ?
 地震に弱い住宅は日本全国で約1,150万戸も!

随想 
 MUSIC BARとかUNHCRとかは、ご存じでしょうか?
塩ビ工業・環境協会 専務理事 西出徹雄
お知らせ
編集後記

トピックス
◇あなたのお家はダイジョーブ?

地震に弱い住宅は日本全国で約1,150万戸も!

 世の中の怖いものといえば、「地震・雷・火事・親父」。最近とみに地に落ちたのはオヤジの権威のようですが、中でも相変わらず怖いのが「地震」。ちょっと古くは阪神・淡路大震災から、鳥取西部地震、新潟中越地震、海外でもパキスタン地震など、数知れず。しかも、ここの所、関東・東海にも来るぞ、来るゾと騒がしくなってること、ご承知のとおりです。そういえば東京でもしょっちゅうグラグラしてますよね。

 地震への備えとして、私たちが住んでいる住宅の対震度や如何に?というと、これがびっくり。国交省の推定では、新耐震基準を満たしておらず耐震が不充分な住宅は全国で実に1,150万戸もあり、全体の約25%を占めているという。4戸のうち1戸が基準未達なんですって。あなたのお家、ダイジョーブ?

 というわけで、国交省では2005年を「耐震改修促進元年」と銘打ち、諸事業を推進したり税制面での優遇措置を充実強化したり、耐震への取組を加速しはじめました。そして2006年の重点施策の一つとして耐震の強化を取り上げ、住宅・建設物の耐震化率を現在の75%から、3年後に80%、10年後に90%にまで引き上げる目標を掲げました。これの実現の為には毎年70万戸近い住宅の耐震改修が必要だ、というので、建築業界はいろんな意味で大張りきりとか。

 ところで、一般住宅の耐震改修って、どんな風にやるのか、ご存知ですか?
 先ずは耐震診断です。設計図や外観検査で当たりをつけて、問題ありそうであれば数十万円かけて精密診断。(悪徳業者に気をつけましょう。)その結果、不幸にして補強必要となれば、その度合いに応じて壁の補強、基礎の補強、接合部を金物で補強、湿気やシロアリの防止、などを行うのだそうです。

 壁の補強の為にはいったん壁を壊して筋交いを入れたり面材を張ったりするのが常道だそうです。補強完了後、再度壁を張りなおして、改修完了。
 あ、ちょっとまった。そこで、お立会い!
 張りなおした壁の外装材には、是非塩ビサイディング材を使っていただきたいのです。筋交いや面材で耐震性が強化されたとはいえ、外装材が重たい窯業系や金属系であると、いざというときに心配です。壁にも基礎にも、建物全体にも重量負荷は小さいほうがベターです。この際、軽量でカラフル、施工も簡単でメンテも不要、さらに省資源・省エネルギーで地球温暖化にも有利な、塩ビサイディングの採用を是非ご検討ください。

 耐震改修といえば思い出すのは例の姉歯事件です。あのような反社会的事件は絶対許されないものですが、あの事件を契機に耐震に対する社会の関心が飛躍的に高まったことも事実です。
 地震に堪えられるように住宅を改修するということは、まだ起こってはいないがやがて起こりうる事態にあらかじめ備えておくという、いわば予防的対策です。地震というリスクをどう判断し、どうアクションするか。ある種の社会で騒がれている「予防原則」なるものの考え方と、同じなんでしょうか?違うんでしょうか?

随想

MUSIC BARとかUNHCRとかは、ご存じでしょうか?

塩ビ工業・環境協会 専務理事 西出徹雄

MUSIC BAR(丸ビル1階)
MUSIC BAR(カフェ内)
UNHCRボランティアの皆様
VECの寄贈した募金箱が活躍しました
 このメルマガの読者の皆さんには余り馴染みがないかもしれませんが、MUSIC BARというのは去る2月17日(金)の夕方に、新装なった丸ビルの1階で開かれたイベントです。説明よりはまず当日の写真を見ていただく方が早いでしょう。夕方6時半から始まったこのイベント、8時くらいまではまあまあの入りでしたが、時間が経つに従って人も増え、生演奏をしているカフェの中は、ご覧のとおり立錐の余地もないほどの盛況で、ダンスどころではなくなりました。

 このイベントは、丸の内の再開発を進めている地元の大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会と文部科学省が推進する「丸の内元気文化プロジェクト」参加事業だそうです。予約もする必要なく直接この会場に出掛ければよいという気楽な企画で、参加料もなし、現地で勝手にドリンクを買って音楽を楽しむのもよく、気が向けば踊るのも自由、近くに居合わせた同士で語り合うのもよいという集まりです。今回が3回目でしたが、東京にもこうした自由な雰囲気の洒落た出会いの場ができたことは嬉しいことです。

 さて、もう一つのUNHCR。こちらは「国連難民高等弁務官事務所」の略称ですが、しばらく前まで緒方貞子さんがこの高等弁務官だったので、名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。名前のとおり国連の機関として難民支援の活動を世界中で展開していますが、その活動資金を支援しようと日本国内には日本UNHCR協会がNPO法人として設立されており、今回のMUSIC BARではこの協会の広報委員をしている宮崎京さん(2003年ミスユニバース日本代表)の仲間たちと聖心女子大学の難民支援ボランティアサークルSHRETの方々が参加して、MUSIC BARの入り口に並んで募金活動をしました。

 塩ビ工業・環境協会はUNHCRと縁があってしばらく前からお付き合いしており、塩ビ樹脂で募金箱を製作して寄贈したり、会員企業での募金活動を進めてきました。今回も塩ビの募金箱が活躍の場を得たようで、深夜零時までの一晩で27万円が集まったそうです。

 UNHCRはアフガニスタンやスーダン、中東など難民とともに世界各地で活動しているため、先にスマトラ沖地震の際にも、真っ先に救援活動を開始したとのことですし、70人ほどの日本人職員の方々が第一線で働いています。知名度から言えば、ユネスコやユニセフに比べてまだまだですが、講演会、チャリティーコンサートなどのほか助っ人講師養成講座などを開催したり、助っ人会員も募集していますので、是非一度ホームページをご覧ください。勿論寄付や助っ人会員・ボランティアの登録も大歓迎です!募金箱を置いてあげようという方はご連絡ください。
http://www.japanforunhcr.org/

お知らせ
【NEW】 ENEX2006 第30回地球環境とエネルギーの調和展(大阪) 出展報告

展示風景
内窓取付実演風景
 東京会場に引き続き、省エネルギ−センタ−主催のENEX2006『第30回地球環境とエネルギーの調和展』がインテックス大阪(2号館)にて2/16(木)〜18(土)の3日間、開催されました。
 樹脂サッシ普及促進委員会とプラスチックサッシ工業会は共同でこの催しに参加し、塩ビサッシ窓のカットサンプルや、性能を示したパネルやパンフレット類を展示して塩ビサッシのアピ−ルをしました。
 東京会場と同様、各メ−カ−順番に内窓取付け実演を1日2回ずつ実施しました。この実演には多くの人が集まられ、短時間に取付けられる内窓を見て、興味を示されました。終了後、参加者から「遮音効果はどうか」「自分で取付け出来るのか」等の多くの質問がありました。
 塩ビサッシの性能を紹介していると、人なつっこい大阪弁で「なんぼするやねん」「たかいんやろ」と必ず聞かれ、大阪はやはり商売人の都市だなとつくづく感心させられました。
 ただ、東京と比較すると、大阪はまだまだ消費者への塩ビサッシの認知度が低い印象を強く感じました。
(樹脂サッシ普及促進委員会 事務局次長 浅田健二)

ひょうじょう展 〜未来はいい“表情”から始まる〜 出展案内

日 時 2006年2月23日(木)〜3月14日(火) ※水曜日(祝日を除く)休館
10:30〜19:00
場 所 リビングデザインセンターOZONE (3F:OZONEプラザ、6F:リビングデザインギャラリー)
東京都新宿区西新宿3−7−1
新宿パークタワー

主 催 「ひょうじょう展」実行委員会、リビングデザインセンターOZONE
入場料 無料

樹脂サッシ普及促進委員会では、樹脂サッシを用いた遊具の提案として、フレームに樹脂サッシを用いた屏風状の鏡の世界を作り、見えたり、離れたりする不思議な世界を表現します。(6F:リビングデザインギャラリー)
2006年3月9日(木)開催のトークイベント会場に、「塩ビ工業・環境協会PRコーナー」を出展致します。(3F:パークタワーホール ホワイエ)
詳細は、ひょうじょう展 ホームページをご覧下さい。
http://www.ozone.co.jp/WebX?13@251.RIqAbGa3bJt.0@.346a1b17
http://www.ozone.co.jp/WebX?13@@.349c6409

「塩ビファクトブック2005」に検索機能を付けました。

塩ビ工業・環境協会ホームページ内の「塩ビファクトブック2005」に検索機能を付けました。以下のアドレスよりお試し下さい。
https://www.vec.gr.jp/fact/index.html

編集後記
 寒いのは苦手で、スキーもスケートもやらないH2は、冬季オリンピックにはあんまり興味ないのですが、それでも開始前のマスメディア情報から、「まあ、メダル5つや6つは軽くとれるんだろう」程度に考えていました。しかし、結果は荒川選手の金1つ。荒川選手の銀盤の舞は素晴らしかったけど、113人の選手を送り込んで、メダル1個とはね。日本人は真面目だから「オリンピックは参加することに意義がある」なんて本気に信じ込んじゃったのかしら、と憎まれ口もききたくなりました。

 でも、あまりのことに驚いて、ちょっと調べてみてまたびっくりしました。米国専門誌の予想では、日本のメダル獲得数は銅2(荒川選手と男子500mの加藤選手)。AP通信はもっと厳しくて、荒川選手の銅1のみ。日本の選手団長はメダル5個が目標とコメントしたそうですが、ま、そんなものだったのです。そうなんだ!日本選手、頑張ったんだ!

 勉強もせずに「5〜6個は軽い」と思い込んだH2もH2ですが、思い込ませたのはどこの誰だ?
 なんとなく、一時のダイオキシン騒ぎを思い出して沈鬱になったH2でしたぞ。

 憎まれ口ついでに駄洒落を一つ。「荒川選手“ひトリノ”オリンピックでした。」

(H2記)


VEC関連URL
●VEC 塩ビジュニア https://www.vec.gr.jp/kids/index.html
●塩化ビニル環境対策協議会 http://www.pvc.or.jp/
●樹脂サイディング普及促進委員会 http://www.psiding.jp/
●樹脂サッシ普及促進委員会 http://www.jmado.jp/
●メールマガジンバックナンバー https://www.vec.gr.jp/mag/index.html

■メールマガジン登録解除
メールマガジンの送信希望登録・解除アドレスが変更になりました。

メールマガジンの送信希望登録・解除は下記URLよりお願いします。
https://www.vec.gr.jp/mag.html
■プライバシーポリシー
当協会の個人情報保護に関する考え方については、
下記のページをご覧ください。
https://www.vec.gr.jp/privacy/index.html

◆編集責任者 事務局長  原田 浩

■東京都中央区新川1-4-1
■TEL 03-3297-5601 ■FAX 03-3297-5783
■URL https://www.vec.gr.jp/  ■E-MAIL info@vec.gr.jp