VEC TOPICS
2018年9月19日
 集合住宅の断熱性能向上

 戸建てだけでなくビルにおいても断熱性能の改善が重要であることを明らかにすべく、芝浦工業大学・秋元教授らとともに調査活動を続けておりますが、その一つの事例を日本建築学会(9/4〜6)において、芝浦工業大学/秋元研究室より報告いただきました。これは、VECが主催する「ZEB/ZEHを実現させる会」で測定した、高齢者福祉施設での樹脂製内窓改修効果について発表しました。
 高齢者福祉施設においては、部屋と廊下の扉部分が開放で、上下階が非空調室ということもあって、冬期のエネルギー削減効果は3%にとどまりましたが、計測期間の9%で発生した窓ガラスの結露が無くなり、室内上下の温度差が2.5Kから1.8Kに抑制されるなどの室内温熱環境の向上が現れ、樹脂製内窓の有効性が示されました。