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空気調和・衛生工学会大会発表 | ||
9月12日から9月14日までの3日間、名古屋市の大同大学滝春キャンパスで、空気調和・衛生工学会大会が開催されました。同学会は、暖冷房・換気、給水・排水、衛生設備など一般市民の生活と密着した設備やその仕組み・原理などを扱う学問領域で活動する学術団体です。 VECの関連から、ZEB/ZEHの実現を考える会の研究成果として、日建設計総合研究所より「ホテル施設における窓改修による省エネ効果および温熱環境改善効果の検証」他が発表されました。 箱根のホテル施設において、アルミ窓(アルミサッシ+単板ガラス)に対する、改修による樹脂窓(樹脂サッシカバー工法+Low-eガラス)設置効果を、夏期・冬期について各客室の温熱環境および空調の処理熱量の実測により明らかにしました。夏期冬期共に、樹脂窓の方が窓際と室内中央、あるいは室内での高さによる温度差が小さく、快適な室内環境となりました。また、冬期の暖房エネルギーが31%削減され、24時間空調を使用する施設においては、樹脂窓が非常に有効であるとの実証がなされました。初めて実際に使用されているホテルでの実測結果が発表されたことで、ビルへの樹脂窓の普及に弾みがつくことを期待しています。 |