これまで記者会見等において、毎月、「硬質、軟質、電線その他、輸出」の分野別に、塩ビ樹脂生産出荷実績表を提供させていただいてきましたが、今9月より、さらなる提供データの充実の観点から、各分野における製品別の内訳についてもデータを提供させていただきます。

（意義）
　記者会見等で毎月提供・公開されている出荷動向データがより詳細に把握でき、分析等に用いやすくなることが期待されます。

（具体的な変更内容）

１．これまで塩ビ樹脂生産出荷実績は、毎月、硬質、軟質、電線その他、輸出の総合計のみを公表しており、軟質、硬質、電線その他の内訳は公表していませんでした。
今後は、その内訳を公表いたします。新たな試みとなります。

２．具体的には、以下の内訳を想定しております。
「硬質」：板（平板、シート、波板）、パイプ、継手、窓枠、樋、異形押出品、成形品、その他等
「軟質」：フィルムシート（食品用、一般用、農業用）、レザー、一般押出品、その他等
「電線その他」：電線用、床材量、繊維、その他等

３．今回、製品内訳データの公開開始に伴い、データの集計方法をわずかながら変更しました。2019年1月以降の月次データは新しい集計方法に基づいて算出されております。ご参考として、新集計方法に基づく2017年、2018年の年間データも併せて開示しております。

４．旧データと比較して、新データには、硬質用が年間２万トン程度減り、電線その他がその分増えているといった傾向がみられますが、全体として大きな乖離はないものと考えております。

【参考1】出荷実績（内訳）2017年暦年／2018年暦年、2019年1〜8月
（新方式による実績）

【参考2】塩化ビニル樹脂生産出荷実績表（2017年／2018年比較）暦年
（新旧方式の対照）