日本プラスチック工業連盟、発泡スチロール協会及び塩ビ工業・環境協会は、共同制作した中学校理科用副教材「調べてみようプラスチック」を2020年1月7日に発行しました。監修を東京都品川区立八潮学園校長山口晃弘氏に、執筆を中学校理科プラスチック教育研究会にお願いし、大日本図書(株)に編集協力をしていただきました。本冊子は、身の回りで広く使われているプラスチックの機能や開発の歴史、プラスチックの利用のされ方、リサイクルなどについて理解を深めてもらうためのものです。中学校の理科の先生はもちろん、その支援を担う方、これから教師を目指している方々の参考にしていただきたいと思います。
本冊子は、以下の内容から構成されています。
・学ぼう プラスチック
プラスチックの基礎知識
原油からプラスチック製品になるまで/主なプラスチックの特徴
・知ろう プラスチック
プラスチックの利用とその歴史/ポリ袋と言い換えよう/
硬さも色も変えられるプラスチック/
いろいろな素材を組み合わせる食品包装/
廃プラスチックの有効利用/海のプラスチックごみの問題/
生活や人類の未来を支えるプラスチック
・やってみよう プラスチック
密度でプラスチックを区別する/燃え方でプラスチックを区別する/
緩衝材として利用されるプラスチック/
プラスチックのリサイクルを体験する/廃プラスチックの有効利用/
延伸プラスチックの熱収縮/ナイロン66の合成
・とらえ直そう プラスチック
ディベート:くらしを支えるプラスチックの長所と短所をとらえ直そう
本冊子は、今回2万部発行し、主な配布先は全国の中学校(約1万部)、全国小中高理科教育研究会教諭向け(約1,000部)、都中理・関東地区中学校向け(約1,000部)、及び出前授業・展示会等(約2,000部)の予定です。