VEC TOPICS
2020年4月20日
PVC News No.109号を発行


塩化ビニル環境対策協議会(JPEC)は3月13日にPVC News No.109号を発行しました。今回のトップニュースでは「PVC Award 2019」の受賞作品、表彰式、展示会について紹介しています。中でも、準大賞受賞のアキレス(株)、優秀賞の船橋(株)、同ランドポート (株)の 3 社を取材して、開発の経緯から商品化に至るまで様々な苦労や製品の魅力などについて伺っています。

先ず、アキレス(株)による、準大賞作品「スカイクリア防炎&Ziptrak®ロールスクリーンシステム」では、自社で開発した耐候性・防炎性・透明性に優れたフィルムと、海外から導入した独特なフレームの技術を組み合わせて、通常は密着して貼り付きやすい軟質塩ビフィルムをスムーズに巻き上げることができる機能的なロールスクリーンシステムを開発したことが特徴です。
次に、食肉加工用作業服「タフブラード」を開発した船橋(株)の取り組みでは、食肉加工作業において、安全衛生・健康を守るために独自に開発した特殊な生地を用いて血液や汚れが落ちやすくし、かつ超音波ミシンによる無縫製加工により汚れが中に入りにくい形状にするなど工夫し、塩ビの素材と加工性の良さを利用している点が特徴です。
三つ目は、ランドポート(株)によるエコランタン「キャリー・ザ・サン」の開発で、丈夫な生地とソーラーライトを組み合わせて、コンパクトで持ち運びがしやすく、防水機能もあり、災害時にも役立つ多彩な機能を有することが大きな特徴ですが、そこには生地の素材選び、規格取得、LEDインジケータのデザインなどの工夫がたくさん詰まっています。
続いて、「リサイクルの現場から」のコーナーでは、長年塩ビ管リサイクル事業を手掛けている茨城県・清田商店を紹介しています。
次に、「インフォメーション」の一つ目は、多彩なテント製品を手掛けているゴトー工業(株)について、二つ目は、日本航空(JAL)限定仕様の「ウルトラマンフィギュア」シリーズの販売を手掛けている(株)JALUX について、三つ目は、高速道路で道路案内や表示用に使用された馴染みのあるターポリン製横断幕を再利用したリユースバッグを手掛けている首都高速道路サービス(株)について、各々紹介しています。
最後に「広報だより」では、1月に開催された「上田学園コレクション2020」の様子を紹介しています。塩ビ関連製品では、集光発色剤で蛍光グリーンが映える塩ビシートを 使用した斬新なデザインが表彰を受けています。

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