「1人の高校教諭が始めた気象観測、80年」
観測は、気温(地上の高さ2点、定時、最高・最低)、気圧、地温、湿度、天候(雲量、降雨)、結氷、及び視程(学校の屋上から、正反対方向におよそ100キロづつ離れた富士山と筑波山が見えるかどうか)等から成る。
測定結果は定期的且つ継続的に、関係機関に報告している。 (注)東京管区補助観測所としての報告は1976年で終了している。
加藤先生定年退職後、観測は成蹊気象観測所として継続しており、現在(宮下先生が)4代目である。
大正デモクラシーの風潮。先生方の間で、教育への熱い思い、同僚との議論。官民の教育関係者間でもそうした熱い思いが交わされた中の活動であったようだ。
加藤先生の遺された中にそうした流れを物語るいろいろな資料が残っている。