NO.098
発行年月日:2006/10/05

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トピックス
◇塩ビパイプが醸し出す、素朴かつ現代的風景
「国際野外の表現展」で、塩ビ製の造形物が人気

随想 
ギャル文字
VECえん蔵&美々(びび)
お知らせ
住宅リフォームフェア 出展案内
樹脂サッシ普及促進委員会のホームページがリニューアルされました。
PVC Newsが9/15に発行されました。
第1回再生可能エネルギー2006 サテライトシンポジウムのご案内

編集後記

トピックス
◇塩ビパイプが醸し出す、素朴かつ現代的風景

「国際野外の表現展」で、塩ビ製の造形物が人気

 「国際野外の表現展」という催しをご存知ですか?失礼ながら多分、ご存知ないと思いますが・・・。私も実は知らなかったのですが、そこに塩ビのパイプを使ったユニークな造形物が出展されてて人気があるよ、という話を聞いて出かけてみました。

 場所は東京電機大学の鳩山キャンパス。埼玉県比企郡鳩山町、東武東上線で池袋から約50分の高坂駅で降りてスクールバスで7分のところです。

 本題に入る前に、「国際野外の表現展」の説明が必要ですよね。“International Openair Expressions 2006 Hiki”と英名がついているこの催し、「ART−人間と自然が共存する環境について考える」というキャッチフレーズで、ここ比企地方を中心に、東松山市や川越市なども含めて数ヶ所で毎年様々な展示や催しが持たれている、もう数年来の行事なのだそうです。
 今年は9月16日から10月15日までが会期で、この東京電機大学鳩山キャンパスの周辺に種々の造形物が野外展示されているのです。出展しているのは海外9カ国の15名を含め、40名近い芸術家たち。その中に東京電機大学理工学部の建設環境工学科岩城助教授率いるグループの展示物があるのですが、これがなんと塩ビのパイプを材料としてユニークな空間を創造した作品だというのです。

 さらにいえば岩城助教授は最近、塩ビを素材とした造形物の製作に興味と関心をお持ちで、昨年のちょうど今頃、同様の造形物を東京の東神田周辺での催しに出展され、それを聞きつけて本誌も取材してこのメルマガに載せた経緯があるのです。あの先生、今年もなんか造ったか、よし、見せてもらおう・・・というのが、ぶっちゃけた本音のところ。

塩ビパイプ製
「インフォメーション・ルーム」
塩ビパイプ製「VPFu」
(愛称:塩ビ饅頭)
 ということでお邪魔した大学、バスを降りて先ず目に付いたのが、キャンパス入り口近くに造られた、「国際野外の表現展」のインフォメーション・ルーム。径4インチ程の塩ビのパイプを長さ50センチ程に切り揃え、それを構成材料として組み立てた、いわば塩ビパイプルームでした。いわずと知れた、岩城グループの作品。
 これは面白い、というわけでその後、インフォメーションに従って、学内外のあちこちに展示された40数点の作品をくまなく見て回りました。なんとなく現代の造形美術の感覚を一通り勉強させられた感じ。
 岩城グループの作品はもう一つ、6号館の庭に展示されていた「VPFu」と題された造形物。Vinyl Pipe Fullerene(塩ビパイプ製のフラーレン構造)という意味らしい。当然これも塩ビパイプ製で、眺める角度によっては、蜂の巣のようにも、繭のようにも、魚篭のようにも、饅頭のようにも見える、奇妙なアート。いずれも、素朴ではあるが現代的かつ男性的な作品とお見受け致しました。
 この、素朴かつ現代的かつ男性的感覚を作り出している一つの要因が塩ビパイプの持つ素材感にもあるようで、塩ビ関係者として嬉しく思いました。

 塩ビはご存知の様に加工性に優れ、硬いものから柔らかいものまで広い範囲の製品にすることができるばかりでなく、その滑らかな質感や優れた着色性を利用して、様々なアート作品の素材として用いられることが多いのです。それが単なるアートだけでなく、ハードな建築空間のデザインにまで応用されている例は珍しいのではないでしょうか。
 初秋の、秋晴れの比企丘陵の一角で、図らずも塩ビの応用範囲の広さをつくづく感じた一日でした。

昨年の東神田周辺での催しの記事はこちらからご覧頂けます。
https://www.vec.gr.jp/mag/053/index.html#topics

随想
ギャル文字
VECえん蔵&美々(びび)

えん蔵&美々 翁(おきな)さん、こんにちは。
おお、えん蔵くんに美々ちゃん、お揃いで。よくきてくれたのぅ。随分久しぶりじゃなぁ。
美々 はい、ご無沙汰しています。翁さんもお元気そうで、何よりです。
いやあ、隠居したから暇になるかと思ったら、何やかやとヤボ用が多くて、これでも結構忙しいのじゃ。ところでなにか用かね?
えん蔵 えーと、特に用はないんだけど、いつもみたいになにか面白い話はないかなって。
美々 翁さん、隠居したから暇に任せてせっせと面白い話を集めてるだろうと思って・・・。
それがの、今言ったとおり、結構忙しくて、そんな暇はないのじゃ。・・・と言いたいところじゃが、そういえば不思議なことがあってな。
えん蔵 どんなお話ですか?聞かせて、聞かせて。
じつはこの春、旅行先で若い女の子と知り合いになっての。
えん蔵 ええーっ!まじで?ホント?
それで、それ以来時々、わしのパソコンにメールしてくれるようになったのじゃ。
えん蔵 (小さな声で)まあ、世の中には物好きな人も居るからね。
なんじゃと?なんと言った?よく聞こえなかったぞ。
えん蔵 何でもありません。それでどんなメールをくれるんですか?
それが、最近、例えばこんなメールが届いたのじゃ。

ぉ(≠Tょ±ω、ぉレナ〃ω(≠?禾ムм○レナ〃ω(≠τ〃£★⊇σмаぇ、ぉ世〃∧レ)ょ⊇ぅUмаUT=★маT=レヽッUょレニ行(≠T=レヽЙё★U〃ゃぁ、レ£〃レヽレ£〃レヽ!

美々 ああ、これ、ギャル文字ですね。フーン、「おきなさん、おげんき?私もげんきです。このまえおぜへりょこうしました。またいっしょに行きたいね。じゃあ、バイバイ」だって。
えっ!美々、これをそんなに簡単に読めるのかい?
美々 もちろん。最近の若い子達の間では携帯メールにこんな文字を使うのが流行ってて、これぐらい読めるのは当たり前なんですよ。
えん蔵 そうだよ。翁さん、知らなかったの?
そうなのか。最初は何のことかさっぱり分からなくて、文字化けかウィルスかと思っとったんじゃ。
美々 このギャル文字、分からなかった時は、インターネットでもいろいろ解説記事や作成のノウハウなんか出てるから、参考にするといいですよ。
そうかい、そんなものがあるのかい。知らなかった。
美々 それじゃあ練習ね。翁さんに涙が出るほど嬉しい文章をメールしてあげる。
えん蔵 ゆっくり考えてね。時間はたっぷりあるみたいだし。

ぇωひ〃レ£⊃ヵゝレヽゃ£<、ヵゝω(≠ょぅレニм○ゃ±Uレヽ、£<〃яёT=ξ±〃レヽτ〃£★

有難うよ。しかし、これを解読するノウハウを探すだけでも、徹夜になりそうじゃのう。

お知らせ
住宅リフォームフェア 出展案内

 樹脂サッシ普及促進委員会では、消費者とリフォームのプロとの出会いの場となる、「住宅リフォームフェア」に出展致します。

[甲府会場]
 ・日 時:2006年10月7日(土)〜8日(日)
      10:00〜17:00
 ・場 所:アイメッセ山梨
      山梨県甲府市大津町2192−8
 ・主 催:(株)リフォーム産業新聞社
 ・後 援:甲府市

 ・住宅リフォームフェアのホームページをご覧下さい。
http://www.the-reform.co.jp/fair.html

樹脂サッシ普及促進委員会のホームページがリニューアルされました。

 「快適+エコを目指す樹脂サッシ」をご紹介している、樹脂サッシ普及促進委員会のホームページを、より親しみやすく致しました。
次のリニューアル・ポイントを是非ご覧下さい。

★インフォメーション欄を新設致しました。
 展示会・セミナー等のイベント情報をご紹介致します。
 http://www.jmado.jp/main.html
★リフォームの内装工事実例をご紹介しています。
 開始から完成までの時間を追った手順と省エネ効果について写真とデータを掲載致しました。
 http://www.jmado.jp/jirei.html
★「断熱効果とコールドドラフト防止」についてご説明しています。
 http://www.jmado.jp/colddraft.html

樹脂サッシ普及促進委員会トップページはこちらからご覧頂けます。
 http://www.jmado.jp/

PVC Newsが9/15に発行されました。

 PVC News 58号(塩化ビニル環境対策協議会)が発行されました。
目次をご紹介致します。

 ■トップニュース(1)
  床材から床材へ/塩ビ床材リサイクルの現状 — インテリアフロア工業会
 ■トップニュース(2)
  塩ビ建材のリサイクル促進へ、3R可能性調査報告書まとまる
 ■視点・有識者に聞く
  対立を超えて、持続可能な社会へ
   国際NGOナチュラル・ステップ・ジャパン代表 高見 幸子氏
 ■リサイクルの現場から
  (株)コベルコ・ビニループ・イースト社の塩ビリサイクル事業
 ■講演会レポート
  安井国連大学副学長、持続可能性実現への道筋を語る
 ■塩ビ最前線
  街に息づく「塩ビバルーン」のあれこれ
 ■広報だより
  ・「エネルギーソリューション&蓄熱フェア’06に」出展
  ・「これからの快適な住い作りセミナー・諏訪セミナー」開催

 以上、内容充実で、塩ビに関する情報をお届けしています。

記事内容は、こちらからご覧頂けます。
http://www.pvc.or.jp/index/i_saisin.html

バックナンバーは、
塩化ビニル環境対策協議会のHPよりご覧頂けます。
http://www.pvc.or.jp/

購読を希望される方は、送付先などをご連絡下さい。

第1回再生可能エネルギー2006サテライトシンポジウムのご案内

 10月9日〜13日に幕張メッセにおいて、再生可能エネルギー技術に関わる世界各国の産・官・学の専門家・研究者が一堂に会し、21世紀半ばを視野に入れた技術の方向性を明らかにする「再生可能エネルギー2006国際会議」が開催されます。(http://www.re2006.org
 この会議と併催で産・学・官及び地域の先進的な取り組みを紹介するセミナーが次のとおり開催されます。

 ・テーマ:『再生可能エネルギーを活用した自立分散型
      エネルギー社会システムの構築に向けての提言』
 ・日 時:2006年10月11日(水) 13:00〜17:00
 ・場 所:APAホテル&リゾート東京ベイ幕張
 ・主 催:NPO法人日本環境・防災社会システム推進機構
 ・後 援:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
 ・参加費:お一人様15,000円(税・テキスト代含む)

 ・お申込/問合せ等の詳細は、以下のアドレスをご覧下さい。
 http://www.cnt-inc.co.jp/energy/seminor.html

編集後記
 いよいよ10月。秋ですねえ。芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋。H2もそろそろ、いや真っ只中の、人生の秋。自分の季節と想って頑張りますぞ。
 てなわけで先週のお彼岸に、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、通称ひがんばなを見に行きました。場所は埼玉県日高市、西武池袋線の高麗駅近くです。巾着田という公園(?)いっぱいに、紅の曼珠沙華がなんと100万本も満開でした。なんとも圧巻、評する言葉もないぐらい素晴らしかったです。
 ご先祖様の墓参りにも行かずに不謹慎な、と自問自答もしましたが、H2の先祖のお墓は遠い四国の地にあって、おいそれとはお参りしかねる、ま、今年はいいか、ひがんばなを愛でて先祖の供養に代えるか、と理屈にならない理屈をつけちゃったのです。

 なに?お土産に饅頭さげて帰っただろって?アハハ、そんな駄洒落はH2でも言いませんぞ。(H2記)

先週の編集後記についての読者からのお便り・・・[編集後記後]

最近、飲酒運転事故が連日報道されていますが、そんなものが急に増える訳はないので、従来からその割合は高かったのでしょう。もう随分前になりますが、食品への異物混入や自動車の炎上事故なども同じで、大きな事件になって初めて騒がれ、そればかりが起こっているように報道されるのも問題ではないでしょうか。皆さん思っている事でしょうけれども。…(カタブツHひとつ様)


先週の編集後記をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。
https://www.vec.gr.jp/mag/097/index.html#kouki

VEC関連URL
●VEC 塩ビジュニア https://www.vec.gr.jp/kids/index.html
●塩化ビニル環境対策協議会 http://www.pvc.or.jp/
●樹脂サイディング普及促進委員会 http://www.psiding.jp/
●樹脂サッシ普及促進委員会 http://www.jmado.jp/
●メールマガジンバックナンバー https://www.vec.gr.jp/mag/index.html

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◆編集責任者 事務局長  東 幸次

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