バックナンバー
NO.099
発行年月日
:2006/10/12
今週のメニュー
■
トピックス
◇教科書よりも世の中の方が進んでいます。
「環境最前線」を利用した先生方からの感想
■
随想
シンガポール慕情
元・日本化学工業協会 川島久徳
■
お知らせ
○
【NEW】ぐんま環境&森林フェスティバルのご案内
○
【NEW】安心・安全な家作りセミナー in 仙台のご案内
○
【NEW】これからの快適な住まい作りセミナー・富山セミナーのご案内
○
【終了報告】勝ち組み工務店育成セミナー in 米子
○
【終了報告】住宅リフォームフェア[甲府会場]
■
編集後記
■
トピックス
◇教科書よりも世の中の方が進んでいます。
「環境最前線」を利用した先生方からの感想
「環境最前線」という言葉、覚えていますでしょうか。塩ビに関する正確な情報を社会の皆様に充分ご理解いただこう、そのための重要な情報発信先として学校の先生方がある、先ず先生方に塩ビについてよく理解いただき、この知識に基づいて児童や生徒たちを教育してもらおうではないか。
というわけで私たちは昨年、教科書出版社の協力を得て、塩ビに関する分かりやすい解説書を編集し、市民団体や消費者の方々にお渡しして読んでいただくとともに全国の中学校、高等学校の家庭科の先生方約17,000人にお送りし、できれば授業で使ってほしいというお願いをしました。それが「環境最前線・・・新たな発見生活と塩ビ」だったのです。このメルマガでも紹介させていただきました。
この「環境最前線」は家庭科の先生方に大きな反響を呼び、全国から400通近いコメントを頂戴するとともに、「環境最前線」に対しては約4,500部、出版社が同時に編集した生徒用のワークブック「環境ワークノート」に対してはなんと10万冊近い引き合いが殺到して出版社をも驚かせたそうです。
これで少しでも学校の先生や生徒たちに塩ビを理解してもらえたか、よかった、よかった、と喜んでいた私たちですが、最近、この出版社からまた連絡がありました。いわく、「今年もまた先生方に配布しましょう」というのです。え?今年も?と驚いたのですが、「この種の試みは1年だけじゃ効果が薄い、少なくとも3年間はやらなきゃ」というのが出版社の弁。
なるほど、それもそうだな、と納得した私たちは、今年もまた2学期へ向けて先生方への配布を始めました。今年は主として都市部の、中学校の家庭科の先生約6,000人を対象として、昨年同様授業での使用を呼びかけました。
その結果、現在までに200校を超える学校から追加の請求があり、「環境最前線」は約2,000部、「環境ワークシート」は約4万部の注文があったそうです。
先生方から頂戴した感想のコメントも100通を超えましたが、中で印象深かったコメントは次の3つ。読めば読むほど含蓄のある、いい言葉も入っていました。以下、ご紹介します。
1)
環境問題について考えなければいけないと分かってはいても、考える具体的材料に乏しいのが現状です(埼玉県深谷市)。
2)
こういうテキストは意義が深い。教科書よりも世の中の方が進んでいることに気がつかなければならない(香川県高松市)。
3)
「環境最前線」の方も生徒たちにもしっかり見せて内容を解らせたい。教師だけではもったいない(東京都府中市)。
もちろん、このような好意的な反応だけではなく、「塩ビの宣伝臭が感じられる」とか、「こんなに塩ビを“安全”と言い切っていいのか?」、「ラップの安全性にはまだ疑問が残る」とかの、辛口のコメントも頂戴しましたが、何れにせよ、学校の先生方の少なくとも一部には、塩ビに関するより正確な情報が伝わり、その情報に基づいた授業が行われ始めていることは確かなようです。
教科書というのは通常では数年に一度しか改定のチャンスがないのだそうですが、科学や技術や社会は日進月歩で進んでいきます。数年前の教科書に頼って生徒たちを教育していたのでは遅すぎる、どころか誤った事実や考えを押し付けてしまうことにもなりかねません。教科書に全て頼るのではなく、進んだ社会の情報を取り入れて生徒たちを教えて欲しい、と私たちは願っています。
「環境最前線」に関するバックナンバーは、こちらからご覧頂けます。
https://www.vec.gr.jp/mag/047/index.html#topics
https://www.vec.gr.jp/mag/055/index.html#topics
「環境最前線」をご希望の方は、こちらからご請求頂けます。
https://www.vec.gr.jp/shiryo.htm
■
随想
シンガポール慕情
元・日本化学工業協会 川島久徳
このメルマガの読者の中にも、旅行や仕事でシンガポールを訪れた方が沢山いらっしゃると思います。そんな方々にはチョットもの足りないかも知れませんが、個人的なシンガポールにまつわる思い出を紹介させて下さい。
シンガポールといえばラッフルズホテル。その開業は、古く1887年に遡ります。村上龍にこのホテルの名前をそのまま題名にしてしまった小説がありますが、皆さまにはサマセット・モームがここで書いたといわれる「雨」をお薦めしたいと思います。
さて、このホテルの2階に「ロングバー」というバーがあります。シンガポール・スリングという名のカクテルがここで考案されたというのは有名ですが、最初の話はバーを出てから始まるのです。
もしカウンターに座ったあなたが、バーテンダーにトイレの場所を聞かれたら、「そこのドアを左に出て、角を曲がった左側」という答えが返ってくる筈です。
私は長く酢酸の営業をしていたのですが、シンガポール駐在員時代に、この場所で凄いものを発見してしまいました。ホテルですから当然トイレは清潔で、朝顔の前に立つとちょうど私の目の高さに、ホテル開業日の新聞が当時のまま額に飾られていました。「へーっ、百年も前の新聞なんだ・・・」と何気なく眺めていたら、1つの広告に気づきました。それは「Masuda Trading(益田貿易、現在の三井物産?)のAcetic Acid(酢酸)」の広告だったのです。それ以来会社の若手出張員を、ロングバーはともかくとして、必ずこのトイレには案内しておりました。
次は世界のホテルで「一番高い」バーのお話です。
ロングバーの脇の階段から1階に降りて前の通りを渡ったところのホテルに、それがあります。種明かしをすると、ギネスブック認定の「世界で最も高層のホテル」のほぼ最上階にあるから「世界で一番高いバー」になるのです。現在はラッフルズ・ホールディングに買収されて名前が変ったようですが、旧ウエスチン・スタンフォードホテルにある「Compass Rose(コンパス・ローズ)」という名前のバーがそれです。なお、ここでシンガポール・スリングを注文すると、当時は、ホテルの形かマーライオン(シンガポールの伝説上の動物)の形をしたコップをお土産に持って帰ることができました。
最後は、シンガポールでは「駐在員がいい格好をすることができる」という話です。
恥ずかしながら東京ではなかなかホテルのバーで飲むチャンスがないのですが、シンガポールのホテルではウイスキーの「ボトルキープ」ができます。普通のスコッチなら、約200シンガポールドル(約15,000円)で飲み残したボトルを2ヶ月キープしてくれます。
日本からの出張員や旅行者を高層ホテルの眺望の良いバーに案内し、シンガポールの夜景を背景に水割りを飲みつつ、格好良く「今日はボクが持つから」と言えるのです。実は、ボトルさえあれば、氷やミネラルウオーターは勿論のこと、カッパエビセン(シンガポーリアンの大好物です)やピーナッツ程度の「つまみ」は全てタダなのです。帰りに「マイタン(広東語で“お会計”)」をウエイターに頼んでも、クレジットカードなど不要なのです。
以上、取り留めのないお話でしたが、もしシンガポールについて詳しい話をお知りになりたい方は、Streamさんが公開している「シンガポール駐在記」という立派なWebsiteをご覧になって下さい。
http://stream-oba.2.pro.tok2.com/04-kankouti/00-kankouti.htm
■
お知らせ
【NEW】
ぐんま環境&森林フェスティバルのご案内
樹脂サッシ普及促進委員会では、下記の展示会に出展し塩ビサッシ、樹脂サイディングの紹介を行います。
ぐんま環境&森林フェスティバル
2005年の京都議定書により、 義務化された「温室効果ガス排出量6%削減」を踏まえ、群馬県は「第2次群馬県地球温暖化対策推進計画」(新コツコツプラン)を策定しました。その施策の大きな柱の一つに「廃棄物の減量化・リサイクルの推進」を揚げ、「群馬県環境GS認定制度」を創設した状況を踏まえ、「地球温暖化防止活動の推進」をメインテーマにぐんま環境&森林フェスティバルが開催されます。
・日 時:2006年10月15日(日)
10:00〜16:00
(オープニングセレモニー9:00)
・場 所:群馬県庁(県民広場、県民ホール、昭和庁舎他)
群馬県前橋市大手町1−1−1
・主 催:ぐんま環境&森林フェスティバル実行委員会
・入 場:無料
【NEW】
安心・安全な家作りセミナー in 仙台のご案内
樹脂サッシ普及促進委員会、樹脂サイディング普及促進委員会では、下記のセミナーに参加し、塩ビサッシ、塩ビサイディングの紹介を行います。住宅の価値が、価格から性能にシフトしていく中、多くの工務店の方々に、「高性能住宅」の必要性を認識して頂くためのセミナーです。
時代にあった高性能住宅は?
=安心・安全な家作りセミナー in 仙台
・日 時:2006年10月27日(金)
13:00〜17:00(受付開始 12:00)
・場 所:フォレスト仙台(宮城県教育会館)
仙台市青葉区柏木1−2−45
フォレスト仙台ビル4階
・主 催:株式会社日本住宅新聞社
・後 援:東北電力株式会社
・会 費:無料
・参加申込み締切り:10月20日(金)
(定員100名になり次第、締切らせて頂きます。)
※参加希望の方は下記までお問合わせ下さい。
株式会社日本住宅新聞社
電話:03(3823)2511
【NEW】
これからの快適な住まい作りセミナー・富山セミナーのご案内
樹脂サイディング普及促進委員会、樹脂サッシ普及促進委員会では、下記のセミナーに参加し、塩ビサイディング、塩ビサッシの紹介を行います。セミナーでは、信州・北陸の気象状況に適した快適な住宅作りに関する講演が行われます。
これからの快適な住まい作りセミナー・富山セミナー
−無暖房住宅へ限りなく挑戦−
・日 時:2006年10月31日(火)
13:00〜17:20(受付開始 12:30)
・場 所:富山電気ビル5階中ホール
富山市桜橋通り3−1
・主 催:信州大学工学部
エネルギー自立型環境調和住宅研究会
・後 援:(社)富山県建築士会【CPD認定セミナー】
・会 費:無料
・参加申込み締切り:10月25日(水)
(定員70名になり次第、締切らせて頂きます。)
※参加希望の方は下記までお問合わせ下さい。
信州大学工学部 社会開発工学科
建築コース 山下研究室
電話:026(269)5360
【終了報告】
勝ち組み工務店育成セミナー in 米子
樹脂サイディング普及促進委員会が参加致しました、既報のセミナーは鳥取県下より130名のご参加を頂き、盛況のうちに終了致しました。
・日 時:2006年9月29日(金)
・場 所:米子市文化ホール
・主 催:住まいづくり研究会
【終了報告】
住宅リフォームフェア[甲府会場]
樹脂サッシ普及促進委員会では、既報の展示会に出展し、実際にリフォームを考える方々に塩ビサッシ、塩ビサイディングの情報をお伝えすることが出来ました。
[甲府会場]
・日 時:2006年10月7日(土)〜8日(日)
・場 所:アイメッセ山梨
・主 催:(株)リフォーム産業新聞社
■
編集後記
このメルマガ、今週号は第3巻第99号です。99歳は人間でいえば白寿の祝い。白寿が何で99歳かといえば、百の字から一を取ったのが白だからだそうですよね。
面白くなっていろいろ調べてみました。60歳は還暦、70歳は古稀、続いて喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)ときて白寿なんだって。白寿でおしまい?いやいやまだある、上寿(100歳)、茶寿(108歳)、皇寿(111歳)だとか。
人間だとせいぜい皇寿が限界ですが、メルマガみたいなものだと200でも300でも可能性はありますな。このEKMMだって第1巻から通算すれば今週号で既に187号になってるんですから。ただし、人間と一緒で号を重ねるとともに老いぼれて面白くなくなってきた・・・なんていわれないように、頑張りましょう。当面は第3巻の皇寿(予定では来年1月18日)と、通算200号(来年1月25日)を目指します。引き続きご支援の程、よろしくお頼み申しまする(とひれ伏す)。(H2記)
先週の編集後記についての読者からのお便り・・・[編集後記後]
●
百万本のバラ・・・ならぬ曼珠沙華
先週末の飲み会で「百万本の曼珠沙華の写真が見たい」との希望続出。「編集後記後」に写真を載せるなど場違いもいい所ながら、複数の愛読者の懇望もだしがたく掲載する次第。乞うご容赦…。ちとピンボケなのが珠(?)に傷。(H2記)
先週の編集後記をご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。
https://www.vec.gr.jp/mag/098/index.html#kouki
■
VEC関連URL
●VEC 塩ビジュニア
https://www.vec.gr.jp/kids/index.html
●塩化ビニル環境対策協議会
http://www.pvc.or.jp/
●樹脂サイディング普及促進委員会
http://www.psiding.jp/
●樹脂サッシ普及促進委員会
http://www.jmado.jp/
●メールマガジンバックナンバー
https://www.vec.gr.jp/mag/index.html
■メールマガジン
登録解除
★
メールマガジンの送信希望登録・解除アドレスが変更になりました。
メールマガジンの送信希望登録・解除は下記URLよりお願いします。
https://www.vec.gr.jp/mag.html
■プライバシーポリシー
当協会の個人情報保護に関する考え方については、
下記のページをご覧ください。
https://www.vec.gr.jp/privacy/index.html
◆編集責任者 事務局長 東 幸次
■東京都中央区新川1-4-1
■TEL 03-3297-5601 ■FAX 03-3297-5783
■URL https://www.vec.gr.jp/
■E-MAIL info@vec.gr.jp