NO.164
発行年月日:2008/02/14

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トピックス
◇環境省内のすべての窓に、塩ビサッシの内窓が取り付けられる

樹脂サッシ普及促進委員会 事務局長 川並則夫


随想

エリトリア旅行記(4)−注意?−

(社)日本化学工業協会 若林康夫


お知らせ
【NEW】VECホームページを更新しました。
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編集後記

トピックス
◇環境省内のすべての窓に、塩ビサッシの内窓が取り付けられる

樹脂サッシ普及促進委員会 事務局長 川並則夫


 この度、樹脂サッシ普及促進委員会の事務局長を拝命いたしました川並です。
 私のような建材に関する素人が、いきなり玄人の集まりである当委員会にて業務運営を任されるには、あまりにハードな役割ではございますが、就任後4ヶ月経過した現在、本人はいたって楽しく仕事をさせて頂いております。今後とも、樹脂サッシ普及促進のために精励する所存でございますので宜しくお願いいたします。

環境大臣室に設置された
塩ビサッシ内窓
 さて、今回投稿いたします環境省内居室の塩ビサッシの内窓についての話題は、これまで何回かメルマガに登場しています。メルマガの歴史をひもとくと、No.65(2006/02/02)で初めて登場しています。それによると中央行政機関では、以前から率先して省エネルギー運動として、夏の冷房温度28度、冬の暖房温度20度という、お達しをきちんと守って執務されているようです。その結果、夏は大変暑く、冬はなかなかの寒さであったとのことで、省内の知恵者が塩ビサッシを提題したとのことでした。
 次に出てくるのはNo.101(2006/10/26)で、省内の一部(一般執務室の一部)にて工事が完了したことを知らせております。
 まだあります。増設工事で環境大臣室もやっと完成したことがNo.125(2007/04/19)で報告されております。

 各メールマガジンはこちらからご覧頂けます。
No.065:http://www.vec.gr.jp/mag/065/index.html#topics
No.101:http://www.vec.gr.jp/mag/101/index.html#topics
No.125:http://www.vec.gr.jp/mag/125/index.html#topics

 これらの設備化工事にともない、冬場での熱損失量は約60%削減でき、窓ガラス部分での表面温度も約6℃上昇することが確認できました。又、夏場には、日射の侵入は約1/3に削減され、窓ガラス部分での表面温度も約2℃低下しました。このように開口部での断熱性・遮熱性が向上した結果、特に冬場での窓周辺のコールドドラフト現象が解消され、窓周辺の執務者によれば、以前のような寒さを感じなくなり快適に執務できるようになったとのことでした。
 このようなデータが示していることは、夏も冬も過ごしやすくなったことですね。結局、省内の知恵者が目論んだこと(人にやさしく・地球にやさしい塩ビサッシ)が着々と実現の方向に近づいているわけですね。

 そこで今回のメルマガでは、第4段として環境省内のすべての窓に塩ビサッシの内窓が取り付けられることをお知らせいたします。これは、おおげさに言えば国も塩ビサッシの良さを認知し、試験適用から実用化に踏み出すべきだという国民へのメッセージではないでしょうか。
 ここまでに塩ビサッシの認知度を向上させてきた先輩(諸士)の涙ぐましいご努力に対して敬意を表したいと思います。但し、このことは塩ビサッシの普及・促進活動の序曲であり、これからいよいよ本番に突入していくことになるのではないでしょうか。
 日本の住宅のエネルギー基準(現在の日本における最新基準は、次世代省エネルギー基準で設定されている)は、世界の住宅先進国と比較すると明らかに立ち遅れておりますが、塩ビサッシを導入することによって一挙に世界水準に追いつく可能性があると思います。塩ビサッシが、日本の住宅革新の申し子として活躍することを期待しています。

 実は、私の初夢は ・