◇プラスチック化学リサイクル研究会功労賞を受賞
−VEC/JPECの貢献に対して−
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表彰を受けるVEC関専務理事(写真右)
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表彰状 |
塩ビ工業・環境協会(VEC)および塩化ビニル環境対策協議会(JPEC)はプラスチック化学リサイクル研究会(会長:奥 彬 京都工芸繊維大学名誉教授)より、この度平成19年度の「功労賞」を受賞しました。
プラスチック化学リサイクル研究会(Research Association for Feedstock Recycling of Plastics, Japan以下「FSRJ」と略称)は、プラスチックの化学リサイクル(フィードストックリサイクル)に関する科学技術の発展を目的に1998年より大学や民間の研究者が活動している高分子学会に所属する団体です。討論会や講演会、セミナーなどを通じて研究、技術の交流を図り、またこれまで1999年から2,3年毎に4回にわたり世界各地で国際シンポジウムを開催し、国外の研究者との交流も主導しています。こうしたFSRJの活動にVECもその一員として加わっています。
功労賞はプラスチックのリサイクルに関する科学技術の発展に功労があった者に授与される賞です。工業材料として塩素系プラスチックのリサイクルに関連して、VEC/JPECのこれまでの長年にわたる多くの技術開発や支援助成活動、FSRJの主催する国際シンポジウムへのVECの協力が認められたものです。
表彰式は2008年6月2日、日本大学理工学部駿河台校舎で開催されたFSRJ平成20年度の総会の席で行われました。今秋、開催される同研究会の討論会で表彰の対象になったこれまでの活動内容の講演が行われる予定になっております。
平成19年度はVEC/JPECが共同で塩ビのリサイクルの全体像を示し、更にこれを進展させるための業界の取組みを「リサイクルビジョン−私たちはこう考えます−」として表明した年にあたります。その取組みの大きな柱である塩ビのリサイクル支援制度を創設し、運用を開始した年でもありました。こうした新しい活動は緒についたばかりであり、今回の受賞は同時にこれからのこうした取組みに対する激励と受け取っております。
リサイクルを取巻く環境も日々刻々変化しています。今回の功労賞の受賞に恥じないよう、塩ビリサイクル研究開発の活動を更に深耕してゆかねばと、あらためて肝に銘じた次第です。(了) |
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