◇「チコット」で踏み出す「大きな一歩」
− CO2削減ポリ塩化ビニールフィルム −
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日本ウェーブロック株式会社 汎用品事業部 坂巻保紀 |
この言葉から「チコット」は生まれました。
ポリ塩化ビニール製品が、誤解に基づくダイオキシンや可塑剤の環境ホルモン問題によって敬遠されてから久しくなりますが、最近はだいぶ市民権を得つつあるでしょうか。
ポリ塩化ビニールは着色性、加工性、価格面等いろいろ優れた点があります。中でも昨今世界的に問題となっている地球温暖化の原因と言われる「温室効果ガスCO2(二酸化炭素)」については、塩化ビニール樹脂の組成の6割が塩であることから、製造に係る総エネルギーが小さく、ポリエチレン製のレジ袋やポリプロピレンなどに代表されるオレフィン樹脂素材と比べて燃焼時のCO2排出量が2〜3割減少します。素材をオレフィン樹脂からポリ塩化ビニール樹脂に切り換えるだけでそれだけのCO2発生量を減らすことが出来るわけです。
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CO2削減製品「チコット」 |
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さらに「チコット」は配合処方により従来のポリ塩化ビニールフィルムと比較しても燃焼時のCO2が削減でき、オレフィン系素材に対してのCO2発生量を半減出来る製品です。既に上市して商品化されていますが、今後いろいろな商品へ採用されることを期待して、オリジナルキャラクター「チコットちゃん」と共にCO2削減製品として差別化を謳い、そのコンセプトと知名度を拡げたいと思っています。
「チコットちゃん」のデザインイメージは=地球で、「CO2」を減らし、緑の木を増やすコンセプトとして作りました。将来、このキャラクターマークが「CO2削減ポリ塩化ビニールフィルム」の代名詞になるよう、「チコット」を用いた商品には「チコットちゃん」シールを貼るなどの普及活動をいたします。
将来の私達、そして子供達に「地球温暖化」という危機が少しでも遠ざかるよう、まずは「ちいさいことからこつこつと(チコット)」。
環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニアの女性ワンガリ・マータイさんが世界に広めた合言葉に「もったいない(MOTTAINAI)」がありますが、「チコット」も環境や資源に対する姿勢としては基本的に同じです。資源を大切に、今より少しでも環境に配慮する気持ちを持ち、まずは一歩でも踏み出してみることが大切です。
実は環境に良い「塩ビ」それをさらに優しくした「チコット」。
テーマはで始めましたが、これが「大きな一歩」かもしれません。「チコット」がいずれ「オオゴト」になるように。
地球と共に「チコット」!!
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