塩化ビニル環境対策協議会(JPEC)が発行しているPVCニュースは、塩ビの最新情報をお伝えするため、塩ビ関連や、環境問題に携わる方々を始め広く一般の方にもお送りしている情報誌です。内容
には、塩ビのリサイクル最新情報をお伝えする「トップニュース」、
塩ビに関連するリサイクルに実際に取り組まれている現状をご紹介する「リサイクルの現場から」、塩ビの新しい用途や、あまり知られていない塩ビ製品をご紹介する「塩ビ最前線」、展示会・セミナーのレポートをお伝えする「広報だより」等があります。また、有識者の方
にお話をおうかがいする「視点・有識者に聞く」のコーナーがあり、大学、消費者団体、行政等様々な方に幅広く登場頂いています。
12月15日(水)に発行するNo.67の構成は、以下の通りです。
○トップニュース
『リサイクルビジョンフォローアップまとまる』
○視点・有識者に聞く
『200年住宅の実現に挑む』
東京大学生産技術研究所 野城智也副所長
○リサイクルの現場から
『青森県の使用済み塩ビ管リサイクルの現状』(弘前、八戸地区)
○インフォメーション1
『無暖房住宅を目指して−開発の最新情報』
信州大学 山下恭弘名誉教授に聞く
○インフォメーション2
『百花繚乱、進化する塩ビマーキングフィルムの世界』
住友スリーエム(株)が切り開くグラフィックス表現の世界
○海外事例紹介
『欧州の塩ビ建材リサイクルを加速するRecovinylシステム』
○広報便り
『セミナー&展示会で温暖化防止に貢献する塩ビをアピール』
『地震に強い塩ビRRロング管をPR。名古屋水道展に出展』
掲載記事をいくつかご紹介致します。
「視点・有識者に聞く」のコーナーでは『200年住宅の実現に挑む』と題し、東京大学生産技術研究所 野城智也副所長にお話をうかがいました。野城先生によると、200年住宅とは必ずしも200年持つ住宅を意味しているのではなく、超長期的に維持管理、数世代が暮らすことが出来る住宅であるとのこと。この実現のために「超長期住宅先導的モデル事業の実施」や「住まいのカルテ(家歴書)の提案」に取り組んでおられます。
「リサイクルの現場から」は『青森県の使用済み塩ビ管リサイクルの現状』とし、塩化ビニル管・継手協会が全国で進めている塩ビ管リサイクルシステムの中から弘前、八戸地区の現状をご紹介しています。その中で管工事業者とその組合、中間受入場、リサイクル業の方々の連携が重要であることをご理解いただけます。
「インフォメーション」の一つ目は『無暖房住宅を目指して−開発の最新情報』として信州大学の山下恭弘名誉教授が取り組んでおられる高気密・高断熱で無暖房住宅に挑戦した経緯などのご紹介です。信州大学工学部のキャンパス内に住宅を建設し、各種実験を行い、寒い信州の冬場の無暖房を実現出来ることが確認できたそうです。
長野市では地元のリフォーム業者の方が一般住宅並みのコストで無暖房住宅を建設中で、今後ますます普及すると期待されていることを、事例を交えてお伝えしています。
二つ目は屋外広告看板、旅客機の機体広告、商店のシャッターなど身の回りに多く見られる、塩ビマーキングフィルムでの広告についての、『進化する塩ビマーキングフィルムの世界』と銘打ったお話です。塩ビならではの着色性、柔軟性などの素材特性が一役買っています。
住友スリーエム(株)様を取材しマーキングフィルムの歴史や現在の状況などをお聞きしました。作業時間の短縮や施工時の位置合わせの容易さなど、個々のお客様のニーズに合わせた機能と、それを備えた製品の開発に注力されていることがうかがえます。
「広報便り」では11月20日から23日までビックサイトで開催された「日経住まいのリフォーム博2008」でのセミナー及び展示会をご紹介しています。
『PVCニュース』はJPECのホームページから、最新号、バックナンバー共にご覧頂けます。
http://www.pvc.or.jp/
ご講読を希望される方は、下記メールアドレスまで、送付先・TEL
・希望部数などをご連絡下さい。
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