早いもので1月も半ばになりますが、今年は年初から厳しい世相を反映したニュースを目の当たりにする日が続いております。そうした中、仕事始めの5日から、例年通り各業界団体の賀詞交歓会が開かれました。仕事柄、多くの会に参加して主催者側の年頭挨拶や来賓の祝辞を聞く機会に恵まれましたが、ほとんどが「米国に端を発した・・・」から始まり、今年の経済情勢が予断を許さない状況にあること訴えるものでした。もちろん、それに続く内容は各業界の置かれた状況により区々ですが、全体として、「新技術による国際競争力の確保や新製品による需要喚起」、そして「こういう時だからこそ力を合せてこの難局を乗り切ろう」という基調のものでした。
こうした中、塩ビ樹脂製品に関わる団体の賀詞交歓会で、あるベテラン経営者から「塩ビは50年にわたる歴史の中で、今回の経済危機など比べものにならないほどもっと苦しい局面を何度となく乗り越えてきた。むしろビジネスチャンスと捉えるべきではないか」との力強い祝辞を伺うことが出来ました。正に「打たれ強い塩ビ」の真骨頂が染みわたる思いでした。(樹)
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