塩(海水)と原油(石油)から塩ビ樹脂(じゅし)が生まれるまで
 

原材料(塩と石油) 塩ビ樹脂が生まれる
石油(せきゆ)は、精製(せいせい)され、沸点(ふってん)の違いにより、ガソリンなどに分離され、主にプラスチック原料となるナフサもその過程(かてい)の中で精製(せいせい)されます。塩ビも他のプラスチックと同様、このナフサから作られるのです。 ナフサは、さらに熱分解(ねつぶんかい)され、エチレンが生成されます。また、塩も電気分解(でんきぶんかい)され、そのうち、塩素(えんそ)が塩化(えんか)ビニルの原料(げんりょう)となります。 つくられたエチレンと塩素(えんそ)を反応(はんのう)させ、二塩化(にえんか)エチレンが生成されます。 二塩化(にえんか)エチレンは熱分解(ねつぶんかい)すると、塩化(えんか)ビニルモノマーと塩化水素(えんかすいそ)に分解(ぶんかい)されます。塩化ビニルモノマーとは、高分子(こうぶんし)であるポリ塩化ビニルの元となる物質です。 塩化(えんか)ビニルモノマーは、圧力(あつりょく)のもとでかくはんされてつながり合い、重合(じゅうごう)されます。これでポリ塩化ビニルとなり、丈夫で加工がかんたんな、樹脂(じゅし)(プラスチック)として広く利用されているのです。
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