昨年、VEC様のご協賛をいただいて実現した日大学園祭でのミニFM企画について、メールマガジンの読者の皆様にもご報告致したく、乱文ながら記事を書かせていただきます。
私は、ラジオ番組制作会社のサウンドフォースの川村大輔と申します。
弊社は、昨年の10月29〜31日に実施された日本大学商学部の学園祭「砧祭」にてミニFM放送イベントを実施致しました。その節、このイベントの主旨に共感いただきVEC様にご協賛を頂きました。
まず、ミニFM放送というものについて簡単に触れたいと思います。
ミニFM放送というのは、学園祭の期間中だけ聴ける、放送範囲が100mもない小さな放送局です。「学園祭限定の学内放送」と思っていただければ相違ありません。
放送内容も、学生による放送を主軸に置き、学園祭の実行委員会、放送研究会、有志と即席のメンバーで構成されるFMチームが学園祭を盛り上げます。
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DJ講習風景
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FM放送中の様子
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日大放送研究会の学生さん
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弊社はFMチームを作ることと、技術的なお手伝いをさせていただきました。
チームは、事前に学生自身が学園祭を盛り上げる為に学園祭のイベントや屋台を紹介する番組企画をしたり、実際に話すことに重点をおいたDJ講習を経験して本番を迎えます。
ほとんどの学生は、DJとして番組で話すことは初めてなのです。
そこでは、話すテクニックもさることながら自分自身を紹介することを求められます。そこで初めて自分について考えるということで、多くの学生がこのイベントをきっかけに自分を見つめ直し、成長していきます。
さて、未完成ながらも迎えた学園祭当日。
VECの広報の皆様には「エコでドカン」という、エコについてお話いただく番組にゲスト出演を頂き、番組を盛り上げていただきました。
番組では、学生からの「塩ビとはなにか?」、「身の回りにある塩ビの製品」、「塩ビとダイオキシン」などについての率直な質問に丁寧にお答えいただきました。また、塩ビ製品のプレゼントなど様々な試みをしていただきました。
実際の塩ビ製品の展示を見ながらの説明に多くの学生が「勉強になった」、「認識が変わった」と申しておりました。
また、放送を聞いていた方々も「塩ビについてよく分かった」、「身の回りに沢山の塩ビ製品があることを知った」などの声を聞きました。
そんな皆様に支えられながら、放送を通じて、学生達は学園祭1日目、2日目、3日目と日を重ねる内に「伝えられないもどかしさ」に直面しながらも放送をやり切りました。それに比例して放送を聴く方も増え、パンフレットや資料などはいつの間にかなくなっておりました。
学生も最終日には、「自分を見つめるきっかけになった」、「話すことに抵抗がなくなった」と実感のこもった感想を言っておりましたし、学生を対象としたアンケートの結果にもその結果が表れておりました。
そして、学園祭は終了し、FMチームは解散しました。チームには充実感が溢れており、何か変わるような雰囲気はありました。
後日、参加した放送研究会の学生の一人から私に電話が入りました。「廃部寸前だった放送研究会ですが、今年の部員募集の時に、昨年のFMイベントのことを話したところ、なんと新入部員が多数入りました。これは、通常では考えられないことです。ありがとうございました。運営をお手伝いして下さったスポンサーのVECさんにも是非お礼を申し上げたい。」という嬉しい電話でした。
こういった小さなイベントでも人を引きつけ、人が繋がり、若者を元気にしていくことができたことを弊社としても嬉しく思い、協賛頂いたVEC様にも深くお礼申し上げる次第です。本当にありがとうございました。
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