MAIL MAGAZINE Vol.02
主体的にライフプランを(生涯生活設計)考えよう!
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ファイナンシャルプランナ−(略FP)、長谷部和子
急速に変化している時代に、個人や会社の将来性を予測することは至難です。
今こそ自分の置かれている現状を認識し、今後の「夢や希望」を加え、避けて通れない予定(結婚・出産・教育・老後・相続)を含めた生活設計が必要です。

総合的な「リスクマネジメント・ファイナンシャルプラン」の必要性
1. 基本的必要性・人の変化への対応
収支の時期的アンバランス、長寿化、生活の多様化
2. 家族規模の変化への対応《例》
このように、拡大・縮小の人員変化が家族内で起こり、その都度変化への対応が図られ、資産も変化していきます。
3. 環境の変化への対応
・社会構造の変化(年功序列の崩壊、リストラ、定年等)
・相続、承継問題発生への対応
・資産運用(金融商品などの複雑化)
 サラリ−マンの平均余命例(夫60歳=20年超・妻57歳=30年超)
定年後は、自由な時間と退職金を手にするが以後の収入は年金のみではゆとりある生活どころか、現状の生活さえも維持できません。
 自営業に定年はありませんが、自営業の経営を含めた相当な生涯資金つくりが必要です。

ライフプランは「何・が必要か?」現状をしっかり認識しましょう
 現在の生活水準の維持を図るためにも、生活設計基準のライフプランを考えておかねければなりません。

1.リタイヤメントプランを考える上での数値の把握
●少し統計が旧いですが、生活水準は現在もあまり変化は無いが平均余命が延びたと考えた例が下記です。

「高齢者世帯の平均消費支出」総務庁平成5年
 夫60歳(サラリ−マン60歳定年)
 妻57歳(専業主婦)の場合
 老後の生活資金・・平均余命、夫25年・妻33年(妻1人期8年)
 (1) 夫婦2人期の生活資金 336万×25年=8,400万円
 (2) 妻1人期の生活資金  235万(2人期の70%)×8年=1,881万円 
 (3) (1)+(2)=10,281万円
 (4) 公的年金収入見込み(40年加入)=6,511万円
 (5) 退職1時金=1,507万円
   (3)-((4)+(5))=▲2,263万円

 年金収入と退職金は、現在の平均を予想してもう少し高額に考えたとしても、思いがけない長寿のリスクが見えてきます。
 現在、退職が近い方々は年金受取額の予想は出来ますが、40代以下の方々は大幅な受取額の減少は避けられません。

2.ライフプランの基本的な数値の把握
●積極財産・消極財産の把握

積極財産
土地・家屋・預貯金・有価証券・生命保険・損害保険
什器・備品・書画・骨董
毎月の収入(給料・年金・家賃収入)臨時収入等

消極財産
住宅ロ−ン借入金・銀行その他金融機関の借り入金
公租公課・その他毎月の支払負担金

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