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塩ビ樹脂の安全性情報

 厚生労働省は、化学物質による労働災害を防止するため、労働安全衛生規則等の一部を改正しました。(2022年5月31日)
 本改正ではSDSの電子交付等が許容されるとともに、5年以内毎の内容確認等が必須となるなどの変更がありました。
 また、国のGHS分類により危険・有害性が確認された全ての物質をラベル・SDSによる伝達義務対象物質に追加する方針も示されました。
 PVCは国のGHS分類によれば、特定標的臓器毒性で区分1に分類されていますが、これは、塩ビ樹脂そのものに危険・有害性はないものの、粉状である場合に限り大量に吸い込むと健康に影響がある可能性があるためです。
 一方、PVC業界においては、化学物質としてのPVCそのものには危険・有害性が無いため、この分類を採用しておりません。化学物質のGHS分類は各国、各企業により分類できますが、塩ビ樹脂のGHS分類は塩ビ樹脂業界全体で統一されたものを採用しています。このGHS分類をもとに業界として下記のモデルSDSを作成しています。
 塩ビ樹脂製造各社は本モデルSDSを参考に自社SDSの発行を行っています。PVCのSDSが必要な場合には、購入先にお問い合わせ頂くか、メーカーのホームページなどから入手頂くことが出来るようになっています。

ポリ塩化ビニルのSDSについて