樹脂サイディング
塩ビサイディングは1960年代初頭に北米で製造が始まり、その優れた耐久性と経済性によりリフォーム市場を中心に北米では年間約100万トンの塩ビが使用されています。
日本では1990年代半ばより販売が始まり、特に6年前より本格的な普及推進のため樹脂サイディング普及促進委員会が設立されています。
当初、北海道、東北、新潟などの寒冷地を中心に普及が始まりましたが、最近では、それら地域ばかりでなく関東、甲信越、関西、中国、九州へと全国的に普及が進んできています。現在、国内生産を行っているメーカが1社、輸入販売を行っているメーカが2社で、塩ビの需要量としては年間2000t程度と思われます。
用途
- 戸建住宅
- 集合住宅
- 事務所・店舗
- 学校など
特長
- 耐久性が良いため、ほとんどメンテナンス無しに長期に亘って美観を保つことができます。
- 重ね施工でコーキングが不要です。
- 寒冷地でも凍害を受けず、沿岸地域でも塩害を受けることがありません。
- 形状は横張りが一般的ですが縦張りも採用され始めています。
- 平方メートル当り2キログラムと軽量で家屋への負担が軽微であると共に既存の外壁の上に施工が可能でリフォームにはうってつけの材料です。
環境
- 塩ビサイディングの最大の特長は「耐久性に優れ長寿命」という事です。長寿命住宅、200年住宅には耐久性に加え、メンテナンスが楽で適正なランニングコストであることが求められますが、塩ビサイディングは、ほぼメンテナンスフリーでランニングコストが殆どかからないばかりか、使用後のリサイクル(再加工)が可能で、きわめてサステイナブルな商材です。
アパートのリフォーム(窯業系外装材の上に施工)B-12-1
店舗のリフォーム(窯業系外装材の上に施工)B-12-2
戸建住宅の新築B-12-3