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住宅に使われる製品

 この塩ビ製品分野には、樹脂サッシ樹脂サイディングタイルカーペット床材などがあります。

樹脂サッシ

 ドイツで誕生した樹脂サッシは、健康・快適・省エネタイプの新しい窓として西欧を中心に発展しました。日本では、1980年代以降、寒冷地の北海道を中心に急成長を遂げています。
 用途として、複層ガラスとの組み合わせで断熱性・気密性・遮音性に優れた外窓、既存の外窓の内側に取り付ける内窓、アルミサッシとの組み合わせによる複合窓があります。
 特長として、塩ビの特性である断熱性、耐候性、耐衝撃性、加工性などが生かされています。窓としての断熱性能から、結露・カビなどの発生・躯体の腐食を防止します。

樹脂サイディング

 樹脂サイディングは北米で始まり、その優れた耐久性と経済性により、リフォーム市場を中心に普及しました。日本では、1990年代半ばより販売が始まり、北海道、東北などの寒冷地を中心に普及が始まりました。現在では全国的に普及が進んでいます。
 用途として、戸建住宅、集合住宅、事務所・店舗、学校の外装材のリフォームや新築があります。
 特長として、耐久性が良いことから、ほとんどメンテナンスフリーで長期に美観を保持でき、重ね施工でコーキングが不要になります。また、軽量のため施工がし易く、家屋への負担が少なくて耐震性にも効果があります。また、塩ビの特性に起因して寒冷地での耐凍害性、耐塩害性にも優れています。

タイルカーペット

 タイルカーペットとは、そのサイズが主として50cm角で、その裏打ち樹脂として、塩ビが用いられています。厚み2~4mmの裏打ち層として、表面パイル繊維層を形状安定させています。
 用途として、一般オフィス、学校、病院、ホテル、レストラン、店舗などの商業用や一般住宅用があります。
 特長として、従来の長尺カーペットに比べて、運搬がし易く施工が容易です。また、汚れた部分だけを容易に交換できて経済的です。

床材

 床材は人の歩行や台車の走行などに常時曝されるため、耐摩耗性が要求されます。また、安全で快適な歩行を保障するために適度な防滑性が必要で、同時に室内空間を演出する内装材としての高い意匠性も欠かせません。こうした性能を総合的に可能にする材料として塩ビが最も優れています。
 用途として、クッションフロア、ビニル床シート、ホモジニアスビニル床タイル、コンポジッションビニル床タイルなどがあります。
 特長として、カラフルで多様な意匠性、耐摩耗性、断熱性、衝撃吸収性、衝撃音遮音性、耐動荷重性、帯電防止性、抗菌性などに優れています。