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塩ビリサイクル支援制度

リサイクルビジョンを実現させてゆく取り組みの一環として「塩ビリサイクル支援制度」を創設し、スタートさせました。これまで困難とされていた塩ビ複合製品のマテリアルリサイクルに道を拓きつつあります。

 塩ビリサイクルに関する技術の開発やリサイクルシステムの構築等、関係企業・団体による先進的な取り組みを支援することによって、塩ビリサイクルの一層の推進を図ることを目的として、「塩ビリサイクル支援制度」を2007年9月に創設しました。支援制度で協賛の対象となる案件は次の3つに該当するものとしています。

ア) 塩ビリサイクルに関わる技術の開発

 分離、選別、再生に関わるリサイクル技術、焼却・熱回収に関わる技術、あるいは、再生品の用途開発に関わる技術の開発であって、実用化の可能性が相当程度認められるもの

イ) 塩ビリサイクルに関わるシステムの開発

 実用化を目指したものであって、分別、収集、物流の仕組みなど、排出からリサイクルに至る過程に関するシステムの開発・整備を行なうもの

ウ) 塩ビリサイクルに関わる実証実験

 上記ア)、またはイ)に関連したパイロットプラント規模の設備、又は、既存の商業運転設備で実施される実証試験

 

 案件の採択はリサイクルの技術、事業に見識をお持ちの外部有識者から成る「評価委員会」の意見を踏まえて行います。

評価委員会委員長および委員

委員長 政策研究大学院大学 名誉教授 中島 邦雄氏
委 員 東北大学大学院環境科学研究科 教授 吉岡 敏明氏
産業技術総合研究所 上級主任研究員 加茂 徹氏
プラスチック循環利用協会 専務理事 土本 一郎氏
日本プラスチック工業連盟 専務理事  加藤 英仁氏
塩化ビニル環境対策協議会 運営委員長 矢口 昭史氏

 2007年12月の第1回公募がスタートして以来、下記の案件がリサイクル支援制度の協賛案件として採択されました。

複合塩ビ廃材のマテリアルリサイクルシステムの開発(アールインバーサテック株式会社)s2008年3月採択

◎ PVCタイルカーペット廃材のリサイクルに関する研究(住江織物株式会社)2008年3月採択

◎ 塩ビ壁紙廃材を原料とする吸着性炭化物の製造研究(株式会社クレハ環境)2008年3月採択

◎ 塩ビリサイクル材料を利用したフラクタル日除けの開発(積水化学工業株式会社)2008年12月採択

◎ PVCタイルカーペット廃材のマテリアルリサイクル技術の開発 (山本産業株式会社)2009年4月採択

◎ 塩ビ含有廃プラスチックの脱塩素燃料化システムの開発(太平洋セメント株式会社)2011年12月採択

◎ 塩ビターポリン、レザー他複合材のマテリアルリサイクル技術の開発(蟹江プロパン株式会社)2012年7月採択

◎ 広域認定制度を利用した塩ビ壁紙のリサイクル小口回収システムの開発及び実証試験(一般社団法人日本壁装協会)2014年12月採択

◎ 高速・高剪断混合溶融機による塩ビ壁紙のマテリアルリサイクル技術の開発(株式会社照和樹脂)2016年12月採択

 

塩ビリサイクル支援制度はこちらをご覧ください。