リサイクルに適した素材

塩ビ樹脂(塩ビ)はリサイクルに適した性質を持っています。

 塩ビはマテリアルリサイクルに適した次のような特徴をたくさん持つ素材です。

  • 使用期間中やリサイクル過程での劣化が起こりにくく、リサイクルし易い。
  • 無機物をはじめ様々な物質と混ざり易いので、リサイクル時の異物混入の影響を受けにくい。
  • 配合剤により多様な物性が発現でき、幅広い用途に使われます。このことが再生材の用途を広くしており、リサイクルを容易にしています。
  • リサイクル時に、配合剤を必要に応じて添加することにより、元の用途とは異なった用途に適した特性に調節しやすいので、幅広いリサイクルが可能です。
  • 異なる用途向けの塩ビでも重合度が同程度ならば、混合してリサイクルが可能です。

これらを簡潔にまとめると、次のようになります。

<塩ビの高いリサイクル適性の要因>

  • 使用後の劣化が起こりにくい
  • 異物混入の影響が小さい
  • 多岐にわたる再生用途がある
  • 様々な塩ビ樹脂との混合利用が可能

 塩ビの使用済み製品のマテリアルリサイクルは、プラスチックの中で最も古くから取り組まれてきました。このため、塩ビは汎用プラスチックの中でマテリアルリサイクルが最も進んでいます。今もなお、塩ビのリサイクルを一層拡充する努力が続けられています。

 塩ビのマテリアルリサイクルは、農業用ビニールハウス(農ビ)、パイプ、電線被覆材などを中心に実施されてきましたが、最近は建材に使用される壁紙や床材でも新しい方法によるリサイクルの取り組みが進んでいます。

塩化ビニル管・継手のリサイクル

農業用ビニール(農ビ)のリサイクル