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VEC TOPICS

樹脂窓枠用塩ビの促進耐候性試験方法の標準化

2021年2月17日

・VECでは、塩ビを使用した樹脂窓枠の用途拡大に向けて、国策として向上が追求されている省エネルギー性能はもとより、建材として極めて重要である耐候性・防火性・リサイクル性に焦点を当て、それに関係する団体やメーカを巻き込んで問題解決に努めています。

・外皮建材は、紫外線による劣化に対して耐候性が要求されるため、VECでは、短時間に耐候性を評価できる手法としてメタルハライドランプ式促進耐候性試験機に着目し、試験方法の標準化の検討を行ってきました。

・具体的には、2018年より東京大学/野口研究室を中心として、今まで実現しなかった試験機メーカ3社にご協力いただいて、2018年より始めた実暴露試験で協力関係にあるサッシメーカや団体と協力して、塩ビサッシ促進耐候性試験研究会を設置して、メタルハライドランプ式の試験方法の標準化に向けた検討を行いました。

・上記結果を踏まえ、2019年12月より1年間、使用者である住宅メーカや団体にもご参加いただき、日本産業規格(JIS)原案作成のための委員会を組織して、3回の委員会及び5回の分科会を開催して、2020年12月末にJIS原案をとりまとめました。2021年度前半にはJISとして成立することが期待されます。