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VEC TOPICS

樹脂窓リサイクルビジョン

2024年2月21日
塩ビ工業・環境協会

 2050年のカーボンニュートラル社会実現を目指し、日本国内では住宅、建築物の高断熱・高気密に貢献する樹脂窓の普及が期待されています。その中で、SDGsや循環経済を目指すサーキュラー・エコノミーの考えが世界にも広く浸透し、ドイツを中心に発展した樹脂窓リサイクルの事業も欧州各国に広がりをみせ、窓としての品質性能だけではなく、環境や社会にも貢献する多様な性能が社会に求められるようになってきています。

 日本の樹脂窓は1980年頃、寒冷地である北海道を中心に広く普及し、すでに北海道では廃棄され、大部分の樹脂窓が最終処分されている状況下において、その処分量の削減は喫緊に解決すべき重要な課題の一つです。上記、課題を解決すべく「樹脂窓リサイクル検討委員会」を発足し、樹脂窓のリサイクルシステム構築に向け、『樹脂窓リサイクルの意義』、『樹脂窓リサイクルの目標』、『リサイクルの仕組みづくり』、『再生材活用の留意点』についての議論を重ね、樹脂窓リサイクル検討委員会の活動が実効的なものとなるよう樹脂窓リサイクルビジョンを定めました。

 本ビジョンが日本国内の樹脂窓リサイクルの指針となり、樹脂窓のリサイクルシステムの実現に貢献することを期待しています。